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3月20日 落語のお稽古

17:56
今週末には落語の出演。今日は稽古をしました。
落語はどうやって稽古するの?と言われます。
本来であればお師匠さんから口伝えで教わるんや思います。
私は同じ演目、例えば「饅頭怖い」なら「饅頭怖い」を噺ているたくさんの落語家さんを聴きます。書かれている演目なら本も横に置いて。聞いて見て、あとはWordに書き込みます。

落語の本

知らない言葉や聞き取れないなどが出てきますが、WEBで検索しても中々出てこなかったりします。昔の言い回しを調べるのに落語辞典をつかったり、近い言葉を調べます。

まず好きな師匠の演目を書き切るとことから始めます。音声翻訳ソフトもあるのですが、そうじゃなくて自分で書くのが覚えるコツです。
再生と巻き戻し、再生を繰り返します。効率なんてめちゃ悪いですがとにかく書きます。そして完成した元本をコピーして、他の師匠のバージョンを聴きます。言い回しの違いを探したり。ときには構成も師匠や流派それぞれです。同じ演目でも語り手によって全然違うのです。

三遊亭圓生。立川談志。古今亭志ん朝。桂米朝。桂枝雀。柳家小三治。
もう生では聞くことはできない師匠たちが本当に好きです。

生で聴いて好きなのは、立川志の輔。立川談春。柳家さん喬。柳家喬太郎。古今亭菊之丞。桃月庵白酒。師匠の方々。
4月に立川談春師匠が東京都北区王子に来られるので聴きに行こうと思います。ぶっちぎって古典落語が格好いい師匠です。私の憧れです。
フェスティバルで聴いた独演会が忘れませんね「芝浜」と「文七元結」の2演目。大好きです。談春師匠はDVDをほとんど残していません。談志師匠との親子会のDVDや「落語のピン」での収録のはみつかります。レンタル落ちしたCDを購入し「紺屋高尾」を聴きました。これも私の宝物です。

ああ。語ってしまいますね。
ズレましたが、たくさんの師匠を聴いて惚れて混ぜてができるのが、本業でない人間の研究でして。だからハコボレ落語研究会と「研究会」を強く推しています。
落語をやっていると、いつも私は「落語家」ではない。修練を納めていない偽物であることに苦しくなります。最大限の敬意があるから、落語家にはなってないのです。野良で続けることにより、ご縁が巡りましたら寄席に出てみたいですね。

この後も稽古を重ねます。

18:20 前田隆成

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