見出し画像

刺しゅうに必要な道具について(③刺しゅうをする布)

刺しゅうに必要な道具は、刺しゅう針、刺しゅう糸、刺しゅうをする布ですが、今回は刺しゅうをする布についてお話ししたいと思います。

刺しゅうをする布ですが、刺しゅうはだいたいどんな布にもできますが、ステキな作品に仕上げるために押さえておきたいポイントがあります。

まず1つ目。刺しゅうをする布は、布目(縦糸と横糸の織り目)がきれいでしっかりと詰まっているものを選びます。
布にも縦と横があります。
布の耳(布の両端のかたいところ)に対して平行な方向が縦、耳に対して90度の方向が横となります。
耳を切ってしまってわからない場合は、布を引っ張ってみて、伸びにくい方が縦、ちょっと伸びる方が横になります。
とっても伸びる方向は斜めです。この斜めを使って布を切るとバイヤステープを作ることができます。
刺しゅうをする前に、この縦と横の布目の歪みをキチンと整える作業をします。
ちなみに水通し(生地を水に通してあらかじめ縮めること)は、わたしは刺しゅうを作品として飾ることが多いのでしていません。

画像2

そして2つ目、布の厚さも重要です。
厚すぎても薄すぎてもダメ、ほどよい厚さと柔らかさをもった布を選びます。

刺しゅうには、リネンか綿の布がいいかなぁと思います。

そして3つ目、ここからはわたしが大切に思っていること…
刺しゅうの材料には少しこだわって、ちょっと良いものを選ぶようにしています。
刺しゅうをする土台の布は、電車に乗ってお目当てのお店に買いに行きます。
ここのお店のこの生地というのを決めています。
近所の手芸店の布に比べて、お値段はちょっとだけ高いのですが、やはりお気に入りの布に刺しゅうをしたいというのもありますし、ちょっと高いものはこだわった良いものに違いないっという安心感もありますし(笑)
刺しゅうって思っている以上に時間がかかります。2時間でできる範囲なんてほんのちょっと…。そんなに時間がかかる作品をつくるのだから、その刺しゅうがステキに見えるように…土台の布にもこだわりたい…とそんな風に思っています。

画像2


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?