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秋の庭からーバラを愛する人は詩人のよう

こんにちは。ガーデンプランナーのhacoです。秋になると四季咲きのバラがまた花を咲かせ始めます。
そう、以前も書きましたが木曜日はいつも楽しみにしている茨城県のバラ生産者神生バラ園さんのInstagramのライブがあります。

因みに今日ご紹介のあったバラは「ケンジントンガーデン」と言うふりっふりのゴージャスなバラでした。ケンジントンガーデンの花束を一度抱えて見たいものだなあ。と思って見ていました。

バラを表現する言葉

バラを表現する言葉は、たくさんあります。
わかりやすいところで言うと、華やか・鮮やか・艶やかなど。言葉を聞くだけでウキウキする言葉でしょうか。

それだけではなくて、バラが好きな方は自然と「目覚めるような鮮やかな色」「息を呑むほど艶やか」といったように、詩人か小説家のような言葉を使われる方がいらっしゃいます。

バラの魅力を、言葉で伝えることはとても難しいのですがそれでも、「どれだけ素敵なバラなのか。と言うことを、伝えたい」と思っての言葉なのだなあ。とバラへの強い愛を感じます。

バラへの想い

バラの育種の歴史は長く、これまでに世界中でたくさんの品種が生まれてきたことは以前の記事でも書きました。
世界中の育種家さんたちが、挙って新しい品種を作出し、そこからまた新しい品種が生まれていきます。

自然界で、本来は残り得なかった花色や形がこの時代まで残っているのは、このバラの育種が長い歴史の中で続いてきたからだろう。と言われています。
本来は残り得なかった花色の中に「青色系のバラ」も漏れなく入ってくるでしょう。そうそう、そもそも、バラの遺伝子には「青い色素」は存在しないのです。

青いバラを愛した人たち

「青色系のバラ」はガーデンローズ(庭で植えて育てるばら)としては、非常に難易度が高いことで有名です。とても病弱で、なかなか健全に育てることができません。

それでも、この「青いバラ」への挑戦の歴史はとても奥が深く、世界中の育種家が取り組んできました。

青系のバラといえば、オールドローズの「カーディナル ド リシュリュー(1847年以前)」と言われていた時代が長く続きます。
実際に写真を見ていただくと分かると思いますが、まだまだ赤みが強い赤紫の薔薇ですね。
ガーデンローズとしては、比較的育てやすいバラです。

その後、1957年にアメリカで「スターリング・シルバー(1957年)」という品種が青系のバラとして発表されたのちにも、青いバラへの挑戦は続き、私も一度お客さまのお庭で挑戦したことのある「ブルームーン(1964年)」がドイツで発表されました。
どちらのバラも、赤みは随分と抑えられた薄い紫色に近い色のようにも見えます。
その後も、盛んに青いバラは作出され続けています。

haco「青バラの歴史」ざっくりまとめ

青バラをどう表現する

青いバラで、近年ダントツ美しい、これぞ青バラ!と言われるバラが「ブルーグラビティー」です。近年最も青に近いバラ。とも言われています。
神生バラ園さんのInstagramでも紹介されています。

さて、このバラ。皆さんならどう表現しますか?
華やか。とはちょっと違いますよね。艶やか。と言われれば、そう見えなくもありませんが、もっとしっくりくる表現があるような気がします。

情緒的なバラ

今日「情緒的なバラが好きだな。」と呟くようにおっしゃった方に出会いました。その言葉を聞いて、なんとなく「ブルーグラビティー」を思い浮かべました。

とはいえ、「情緒的」ってそもそもなんとなくの意味しか知らない。と言うわけで意味をサラッと調べておきます。

情緒的という言葉の意味として主に感情の変化を表す言葉とされています。
何か起こった事象に対し心や感情が変化していく様子・事象により変化が生まれそうな雰囲気や空間を表現する言葉としての意味を持ちます。
「情緒的」を表すような明確な物や場所はありません。
個人の感性・感覚によって左右される曖昧な意味合いの言葉です。

意味解説辞典

そのバラを見て、どのように感情が変化するか。「ブルーグラビティー」はその見た人の感情だけでなく、雰囲気や空間すらも変化させる魅力のあるバラなのだなあ。と思ったのでした。

まとめー9月もあと1日

はい、月末です。昨日から経理っぽい作業をしていまして、トラブルが発生したため、なんだかとーっても面倒な作業をしていました。
どうにか、こうにか進めてきたのですが、売上の中で「源泉徴収額がどうのこうの・・・」と書いてあって、その意味がわからなくて作業中断(笑)
確定申告まではまだ時間があるのですが、実質あと3ヶ月で1年は終わります。

10月からは年末へ向けてのカウントダウンです。
色々とイベントもありますね。気を引き締めて、怪我や事故がないように、頑張ろうと思います。
皆様も、どうぞお気をつけてお過ごしください。

さて、今日はここまで。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。



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