夏の庭からー涼しげな葉色の庭木『西洋ニンジンボク』
こんにちは。ガーデンプランナーのhacoです。
我が家の猫の額ほどの庭には、私が厳選した植物だけを植えている(何せ狭いから。)のですが、その中に西洋ニンジンボクが植わっています。今年も花芽をつけ始めましたよ。
西洋ニンジンボクとは
西洋ニンジンボクは、夏の間中、薄い紫色の穂状の花を咲かせます。とても涼しげな色と姿です。低木の分類ではありますが、成長は早く、高木のようになっているお宅もあるので、小さな苗木であっても植える場所は注意が必要です。
西洋ニンジンに似た葉を付けることが名の由来で、日本へは明治時代の初めに入ってきたと言われています。
日本の沿岸部で咲くのは「浜香(ハマゴウ)」という、西洋ニンジンボクと同属の植物です。
葉色が美しいプルプレア
西洋ニンジンボクには、ピンクや白の花を咲かせる品種などホームセンターでも数種類の品種を見かけることがあります。
私がお勧めしているのは「西洋ニンジンボク`プルプレア」と言う葉の色が紫色に見える品種です。
葉っぱの裏面でもやや色が違うのも面白いです。
女性の味方のハーブ
西洋ニンジンボクという名前を知らなかった方、もしかして「チェストツリー」や「チェストチェリー」「チェストベリー」という名前は聞いたことないでしょうか。
これは、西洋ニンジンボクのことを示していて、婦人科系の疾患に効果があるとして古代ギリシャで使用されていた記録もあります。
お客様のセイヨウニンジンボクの庭
私が初めて「西洋ニンジンボク」を植えたお庭は、もう17年ほど前に施工させていただいた大阪府のお庭です。
施工時期はちょうど冬でボクだけの状態だったのもあり、しかもあまり聞きなれない名前の樹木に客様も半信半疑。
しかし、梅雨明けと同時に株全体に涼しげな花が咲いた時に、他の花木とは違う花の雰囲気にとても喜んでくださったのをとてもよく覚えています。
その頃から、ずーっと自分の家の庭にも植えたい植物の一つになりました。
あの時、ちょうど1.5mほどだった西洋ニンジンボクでしたが、どれくらいの大きさになったのでしょうか。
まとめー葉色を楽しむ
この暑い時期に、庭仕事に出るのは大変だと思います。雨が大量に降ったり、かと思うと日照りが続いたり、お庭の植物にとってもかなり過酷な時期になります。
そんな時に活躍してくれるのが、葉色に特徴のある花木や、葉っぱの形の違う植物たちです。
色や葉の形の違う植物を植えることで、のっぺりとした緑色だけの場所に、薄いグレーや西洋ニンジンボク`プルプレアのような紫色系の葉が入ることで、奥行き感が出ますよ。
さて、今日はここまで。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。
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