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お家で子供を見ながらのリモートワーク 在宅歴10年のTips

こんにちは!
いよいよ一旦は在宅解除になるのかな〜?という雰囲気のある今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
HackCamp社員であり、流山シェアオフィスTrist運営メンバーでもある菊井です。

長男を出産してからこっち、10年ほど在宅で翻訳の仕事をやっていました。2年前からHackCampに入社したのですが、こちらも基本リモート勤務で必要に応じてオフィスや客先に伺う働き方のため、お家でお仕事をしてきた経験が非常に長いです。

リモートワークの経験が多い人も、働きながら子供を育てる経験が多い人もたくさんいると思いますが、子供をみながら仕事をする、っていう経験のある人というのは、これまではそんなに多くなかったのじゃないかと思います。

その分理解もあまりされず、流山市では数年前まで、保育園の必要性の評価では、フリーランサーはアルバイトよりも点数が低かったです。
その実情をFacebookでちょっとぼやいたら、おっかさん議員さんに「保育園は子供をお家で見られない人のためにあるものです」って言われて、返答する気にもならなかったこともありました。

しかし!コロナ渦で猫も杓子もリモートワーク。そしてお家に子供がいる毎日。「子供みながら仕事、まじ無理」みたいなパパさんたちの投稿を見ては「ほーほー、君たち今そこかw」とほくそ笑みつつ、そうですよね、大変ですよね、と心からのエールを送っております。

そこで、私がこの10年で培ってきた、子供も家にいる環境で仕事する時のTipsを共有いたしますので、話のたねにでもしてくださいませ。

Tips その1
子供の月齢によって状況は変わる。思い込まない、諦めない、無理はしない。

私の経験では、ですが、新生児から寝返りをうつくらいまでは、結構いけます。その時期は育児のほうで24時間営業みたいなところがあるので、何時から何時にこれを、みたいなスケジュールを決めようとすると辛くなります。隙間時間に、それがたとえ真夜中でもやる。昼間だろうが眠ければ寝る。(これは、就業時間が決まっているような職種には適用できないですが)
1〜2才くらいの歩き回る、動き回る、言葉で説明してもわからない、一人遊びは続かない、の時期は、作業時間が非常に限られてくるという覚悟が必要です。家族や周囲の支援をしっかり要請して、早めにSOSを出しましょう。
3才くらいからはまた幼稚園など預けるようにもなるだろうし、夜も長く寝てくれるので、作業時間を増やしていけるようになります。

Tips その2
同じお部屋にいても、今ママ(パパ)はお仕事をしている、ということを子供に理解してもらう

子供というのは日常的に繰り返されるものを、良くも悪くも「あたりまえ」と学習する生き物です。
言葉が理解できるようになったら、お仕事しているときは一緒に遊べないということを理解してもらいます。
「今仕事中!」っていう言葉を覚えてもらって、仕事中はお邪魔しないで兄弟で遊ぶとか、お絵かきをするとか、一人で遊ぶことも学んでもらいましょう。(危険がないように目が届くことには気を配りましょう)
可哀想、という声も聞こえてきそうですが、可哀想でしかたがないなら仕事をやめるか預け先を見つけるか、ですね。うちの子を見ている分には可哀想ってこともないと私は思っています。

Tips 3
お仕事の内容を子供達に理解してもらう

せっかく家でお仕事している姿を子供達に見せられる環境なのですから、どんどん自分の仕事してますをアピールして、子供達の尊敬を買いましょうw 子供達も仕事中は特別なことをしているんだ、って一目おいて協力してくれるようになります。
HackCampは子連れ出勤も可能なので、ときどき連れていきますが、他の大人に接したり、子供達にとっても特別な楽しいことのようです。

Tips 4
子供達を戦力に Win-winのお手伝い

子供に家事を教えるのは大切なことだけど、教えてあげる暇がなくて、ついつい自分でやってしまうものですよね。
でも子供はみんな天才なので、ちゃんと教えるとちゃんとできるようになります。
年齢にあったお手伝いをしてもらって、本当に助かる、っていうことを伝えましょう。子供達はママが喜ぶことだけをモチベーションに動ける生き物です。えらいね、かしこいね、上手だね、の他に、君が優秀で働きものなおかげでいかに自分が助かっているか、という感謝をしっかり伝えましょう。
ポイントは、「これやっといて!」って言えばこちらの補助なしでもしっかりできる仕事を一単位にして覚えてもらうことです。
たとえば、下の子は、「トイレットペーパー補充して」というと、納戸からストックをもってきてトイレの前の箱に補充することが一人でできます。

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上の子は、そんなこんなをしているうちに、PCに向かったまま「カレーつくって!」といったら、カレーライスがのっかった食卓が完成するまで、そのままPCに向かっていても大丈夫なまでに成長いたしました。(火を使う時は必ず同じ部屋で仕事をするようにはしています)

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長男はクラスでもお料理が上手な男子として一目置かれているようで、調理実習や林間の自炊などではヒーローになれるらしいです。始めのころは、こんなに不器用でちゃんと死なずに生きていけるのだろうかと心配したものなのですが、、w 千里の道も一歩からですね!

Tips 5
子育てにはこれだけのリソースが必要なのだ、ということを把握した上で働いている自分に誇りを持つ

どんなに効率化しても、子育ても家事も無くなるわけではありません。子供がちゃんと育つには、親や周りの大人が時間と労力と心を使う必要があります。
今回初めて、子育てしながら仕事をすることがいかに難しいか経験した方も多いかもしれませんが、少なくとも今、私たちは、子供達が自分と一緒にいない時間にもしっかり生きるためにどれぐらいのリソースが必要で、それをパートナーや預け先が満たしてくれているということを理解した上で仕事に向かうことができるわけです。
家庭に入ってくれた奥さんに任せっきりで24時間働けます!みたいな男性を見ては「楽勝だろうな」って思っていました。でも、そんなのあまりかっこよくないですよね。そしてそういう旦那さんにあまりいろいろ頼らないのも、彼から人生の大きな喜びを奪う結果になっているのかもしれない。

HackCampもサテライトオフィスを構えている流山のシェアオフィスTristでは、仕事、家庭、コミュニティがゆるやかに繋がる働き方を模索しています。4年前のオープンをお手伝いしてから、仲間たちと毎日模索の日々ですが、最近この当初のビジョンが現実になりつつあるなと感じています。

大変でも大切なものは諦めない、あまり重要じゃないことは無理しない、毎日の取捨選択で、自分の人生を自分のものにしつづけたいです。

Tristでオンライン月刊紙を発行することになりました。こちらからどうぞ!
https://trist-japan.com/monthly-trist/

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