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東京でパリ気分。

ここのところ、殆ど外食をしていませんでした。

コロナも理由の一つですが、それ以前からここ数年、お酒を殆ど飲まなくなったことも関係しています。

先週の日曜日、久しぶりに前職の同志のような元同僚からのお誘いがあり、人数も4人ということで、出かけてきました。このメンバーで集まる時に、かなりの確率で選ぶのがこの写真のお店・銀座にある「Le Nougat(ヌガ)」です。

こちらはお店の雰囲気も、お料理もパリのビストロとほぼ変わらないものがあります。そして、お店で働く人たちも、気さくですけれど、礼儀正しく、本当に気持ちの良いお店です。

いつも伺うのが夜が多かったのですが、今回は週末のランチでした。

ランチのMENU(ムニュ、値段が決まっていて、選択肢がいくつかあるセットメニュー)も、どれを選ぼうか?本当に迷う内容です。

私たちは、Entree(アントレ、前菜)+Plat(プラ、主菜)+Dessert(デセール、デザート)に飲み物がついたものを選びましたが、これで3,200円とは驚きの内容でした。

Le Nougatのコンセプトは、パリのビストロなのですが、一皿が少し多めになっています。これまでなら、「みんなでシェア」となるところですが、暗黙のうちに、一人一皿というのも、コロナの時代のマナーかもしれません。

前菜は、選べないので「盛り合わせ」をお願いしました。

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これで、Le Nougatのおすすめ料理を少しずつお試しいただけます。そして、当日のスープ(焼きとうもろこしの冷製、写真を撮り忘れました)を小さなカップで追加しました。

メインは、ステーキフリット。

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見た目シンプルですが、これぞ、パリのビストロ料理です。お肉もフレンチフライもパリが再現されています。学生時代、パリのサントノーレ通りの名も無い小さなビストロで偶然出会ったこのお料理。日本の霜降りステーキも美味しいですが、この肉質、フレンチフライはまた別物ですね。

デザートは、クレープシュゼット。

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通常、デザートは主菜を食べ終えた後にお願いするものですが、中には時間がかかったり、人気メニューで無くなってしまうものがあるので、それを事前にきいておくのがポイントです。クレープシュゼットは、作り置きできないので、少し時間がかかることもあり、私たちは初めから頼んでおきました。テーブルに運ばれてから、オレンジソースをかけていただきます。パリのビストロでも、スフレなど「事前に頼んでおかないと出せません」というものもあるので、そういうお店は、ちゃんと作っているという意味でも評価が高いと思っています。

Le Nougatは、お料理と一緒にワインがお目当てでくる方が殆どです。

このランチのコースに合わせて、グラスのシャンパーニュやワインがあり、夜よりももっとお手頃な価格設定のボトルも用意されていました。

Withコロナで、一人での外食も当たり前になりましたが、Le Nougatは元々、グラスワインのチョイスが素晴らしく沢山あるので、一人で食事するのもとても楽しいお店です。

気がつけば、満席。

コロナ下にあって、ほとんどの方が外食の機会は少なくなったと思います。それで、せっかく行くなら…と、これまでよりもお店を厳選して行くことが多いことでしょう。そこで、選ばれるのがこういうお店なのだと思います。

気がつけば、Le Nougatも12年目。同じオーナーのシノワ銀座は25年、その少し後にオープンしたシノワ渋谷も長く続く、今や老舗のお店です。

オーナーの後藤聡さんは、私の古くから友人でもありますが、いつも変わらない品質やセンスを守りながら、新しいことにも挑戦する姿勢を持った素晴らしい経営者です。一時期の流行に囚われないお店というのは、浮き沈みがないものだということを実感するひと時でもあります。

皆さまも、是非お出かけください。尚、予約は必ずされることをお勧めします。


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