中止になりました：＞横須賀でM-02Jを展示します。
以下の記事を書きましたが、１月２０日、秋水史料研のほうで、２月１２日からの展示に関して、正式に中止を決めました。詳細は秋水史料研の案内ページを御覧ください。
昨年と今年にかけて、秋水関係で2本の展示をおこないました。
その際に、横須賀の秋水史料研の佐久間さまに大変お世話になりました。たとえば、柏の葉に秋水1/10模型をお借りしたり、その模型を横須賀美術館の「ヒコーキと美術」展にあわせて、AR化したりとか。
受けた恩は返さねば、ということで、2022年の2月12日から横須賀市産業交流プラザで秋水史料研の秋水展が開催されるのですが、そこにM-02Jの実機を展示することになりました。
開催期間：２０２２年2月12日(土)～2月20(日) 10:00～19:00
（最終日は15時まで）
開催場所：横須賀市産業交流プラザ エントランスホール
〒238-0041 横須賀市本町3-27 ベイスクエアよこすか一番館3階
TEL 046-828-1630
主催：秋水史料研
共催：横須賀市産業交流プラザ 株式会社ペットワークス
協力：八谷和彦研究室（東京藝術大学） 動画制作チームＹＢＳ
後援：横須賀市、横須賀市教育委員会、横須賀市産業振興財団
協賛：株式会社タウンニュース社横須賀支社、コロボックルの会
展示はM-02Jと映像、そして秋水関係の資料になると思うのですが、今回はもうひとつ、ゲスト展示として、横須賀で育った佐藤さとる先生の子供の頃の自伝的小説、「わんぱく天国」に登場するグライダー、按針号の1/1模型も展示の予定です。
秋水史料研の佐久間さんが書かれた文章(フライヤーに記載）と私の文章もここに掲載しますね。
大空への夢は子どもたちから大人まで、だれでも心の中に描いています。今回はM-02Jという実際の飛行機を展示し、映像と併用することで空を飛ぶ楽しさやダイナミズムに触れていただきたいと思います。
M-02Jは宮崎駿氏のマンガ・アニメ作品に出てくる架空の飛行機を本当に飛ぶ実機として再現したもので、北海道や千葉、そしてアメリカのウィスコンシン州でも飛行している、ジェット推進の無尾翼機です。是非多くの市民の皆様に実機を観て空を飛ぶ楽しさを共有していただければと思います。
また、私たち秋水史料研が過去5回展示してきた、1945年横須賀で試験飛行に飛び立った日本初の無尾翼のロケット戦闘機「秋水」に関する資料と1／10スケールの模型も併せてご覧ください。
さらに今回は日本を代表するファンタジー小説作家の、佐藤さとる氏（横須賀市出身）が書いた逸見の谷戸に展開する「わんぱく天国」に登場するグライダー『按針号』の模型を展示会場に再現します。
（秋水史料研 佐久間則夫）
おまけの、私の文章です。
昨年、国道１６号を使って車で横須賀に入ったとたん「この景色、見たことある」と直感しました。横須賀は、今回初めて訪れるはずなのに。この景色、どこで見たんだ？？運転しながら記憶をたどると、それは「コロボックル物語」でした。
コロボックル物語３「星からおちた小さな人」でミツバチぼうやが操縦する足踏み式オーニソプターの挿絵の、空から見た景色にそっくり…そういえば佐藤さとる先生の生まれ育った場所はここ横須賀で「コロボックル物語」の舞台の中心となる場所も、横須賀周辺なのでした。
佐藤さとる先生の『わんぱく天国』は、 按針塚（現在の塚山公園の近く）に集まる戦前の少年たちの遊びを中心としたお話ですが、クライマックスで彼らは自分たちだけで飛行機を作って飛ばします。
「子供が飛行機を自力でつくる」なんて、今聞くとありえないような気もしますが、戦前、戦中の旧制中等学校では自分たちで初級滑空機を作って飛ばしたりしていました。按針号はその初級滑空機にとても良く似ています。また、私の機体の最初の訓練も同じようにゴム索で飛ばしていました。
昨年、ここ横須賀に何度も訪れた理由は、秋水史料研の展示を拝見したり、秋水の模型をお借りしたり、横須賀美術館の「ヒコーキと美術」展を訪問するためでした。柏の葉で行った「柏飛行場と秋水」展、ギャラリーで行った「秋水とM-02J」展に引き続き、秋水と縁が深いここ横須賀で機体展示ができることを光栄に思います。また、大好きな佐藤さとるさんの小説に出てくる「按針号」と一緒に自分の機体を並べられることを本当に嬉しく思います。
横須賀のみなさま、短い会期ですがどうぞよろしくお願いいたします。
（八谷和彦）
上にも書いたとおり、横須賀でM−02J実機を展示できるのが楽しみです。
来年2月、よろしければぜひご高覧ください。
追記：タウンニュースさんの記事に掲載されました！
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