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大丈夫ですか?

ドリルです。

先日 仕事の帰り道 ボーッと何も考えず歩いていると

信号も何も無い交差点で


『ドンッ!!』



という凄い音が聞こえました。


なんと、その交差点で軽自動車と自転車を運転していた男性が接触し 自転車と男性が2メートル程 吹っ飛び そのまま右肩から着地しアスファルトの上にうずくまっていました。


僕は 思わず駆け寄って、


「大丈夫ですか!?」


と、声を掛けました。


僕の他にも それを見ていた女性が1人 男性が2人駆け寄ってきて口々に、


『大丈夫ですか?』
『だいじょうぶですか?』
『ダイジョウブデスカ?』


と次々に車に跳ね飛ばされた男性に声を掛けました。

男性は、顔を擦りむいて血を流しながら、


「ダ……ダイジョウブデス……」

と答えた時 僕は 不謹慎なのは分かっていますが思わず笑いが込み上げてきました。



『絶対!大丈夫ちゃうやん!!』


よく考えたら 車に2メートル程 吹っ飛ばされて顔から血を流してる人に、

「大丈夫ですか?」

と声を掛ける方が どうかしてるのかもしれませんが 皆 口を揃えて、

「大丈夫ですか?」


と、声を掛けていました。


その後 偶然居合わせた女性が看護士さんだったという

『これは 仕組まれた事故なのか?』

と疑ってしまいそうな奇跡を体験し 現場をテキパキと指示してくれる看護士さんの言う通りに動いて救急車とパトカーが来るまで 待ち 僕は 事故現場を離れました。


この事故を見て 僕は 考えました。


『大丈夫の境界線って どこなんやろ?』


車で2メートル吹っ飛ばされても

「大丈夫です。」

と答えれる。


腕とか もげてても 

「大丈夫です。」

と言えるのだろうか?


そもそも、腕がもげている人に

「大丈夫ですか?」


と聞けるのだろうか?


多分 無理だろう。

僕の友達の指がなくなった時は「大丈夫?」って聞けなかったからこれは なんとなくわかります。


ただ、もし自分が 聞かれたら


「大丈夫。」


って答えているかもしれません。

もちろん 腕が もげてしまっては大丈夫では無いですが……。


なぜか 心配してくれてる人を心配させまいとして

「大丈夫。」

と答えるような気がします。

ただ これは目に見える怪我だからこそ、


「いやいや、病院いこうよ!」

と 声を掛けられますが、これが 心の傷だったら中々気付くことは 難しいのかも知れません。


例えば 上司や先輩に人権を否定されるような罵声を浴びせられた後に、

「大丈夫?」


と、聞かれたら

「う、うん。大丈夫…」

と、答えてしまうでしょう。


これが 毎日 続き『大丈夫』と答えていくうちに いつかポキっと折れてしまうんじゃあないでしょうか。


では、どう声を掛ければ良いのでしょうか?


わかりません。


わかりませんが もし大丈夫禁句法ができ僕が声を掛けるなら、

「めっちゃ怒られてるやん (笑)何したん?」

ですかね?


あなたなら 何と声を掛けますか?





そして、この記事を僕は 病院のベッドの上で書いています。










この話の本当度 100%



持病の糖尿病が悪化してしまい入院しちゃいました……。


サポートとは?・・・データマイニングの際の、相関分析の指標のひとつで、ある関連購買における支持率を表す。たとえば砂糖について卵の関連購買でサポートが20%の場合、砂糖と卵を一緒に購入する顧客が顧客全体の20%という意味である。 要するに心から嬉しいということでです!