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サンタクロースなんて いない。


ドリルです。


これは、僕が 昔6歳の時 まだサンタクロースを信じていた頃の話です。


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「ドリル、ドリルよ!早よ 寝ぇや!早く寝なサンタさん来てくれへんで!今日は クリスマスでせっかくお母さん 夜の仕事 休んでんから早く寝たいねん!」


「別に 早く寝たら良いやんか。僕 サンタさんに 会いたいねん!サンタさん『いっき』くれるかなぁ。めっちゃ楽しみやわぁ…………。」


『いっき』とは………1985年に発売されたファミコンのソフトで 農民が悪代官から取り上げられた米を取り返す為に[一揆]を起こす!というなんともシュールな設定です。

が、そもそも 一揆なんか農民1〜2人でするもんじゃないやろ とか 、一揆やのに敵が忍者や タラコ唇のゴリラみたいな町娘とか、上位武器のはずの竹槍が 全く使い物にならないなどなど 上げ出したらこの記事が何千字にもなってしまうのでこれくらいにしておきますがとにかくお バカゲームでした。


因みに『いっき』は、ゲーム史上初めて『クソゲー』と呼ばれたソフトでありクソゲーの語源ともなった伝説のタイトルです。


なんで そんなクソゲーを心の底から楽しみにしていたのか今では 分かりませんが サンタさんに会う!と息巻いていた少年は やはり 睡魔には 勝てずスヤスヤと眠りについてしまいました。


そして、スヤスヤと眠っていると 突然!!




『ゴリッ!!』



っという鈍い音がして僕の二の腕辺りに 激痛が走る!


「いった!!」


っと叫んで 思わず僕は 起き上がる!

すると 僕の目の前に 綺麗にラッピングされた小さな四角い箱を持った オカン 「やっちまった……。」という顔をして立っている。


「なんで?なんで?お母さんが サンタさんから貰うはずのプレゼントもってんの?」



母が 急いで言葉を探すのがわかる。



「えっ?あぁ…これ?これかいな?い、今な、ちょうど サンタさん来て これ ドリル君に 渡しといて〜言うて 次 行きはったわ。ほんま 忙しいんやろなぁ、この時期。」



「いつから、サンタと連れみたいなってんねん!嘘ってバレバレやねん!」



「あんた!ほな、このしょうもないゲームいらんのか!いるんやろ?そんなん言うんやったら来年から サンタが 来ても帰ってもらうからな!」



「えっ、ゴメン……サンタさんに 来年も来るように よろしく言うといて。」



「そやろ?それでいいんよ。」



この話の本当度 80%

ある意味 僕は サンタさんに会えたんだと思います。

僕が 親になってこんな悲劇が起こらないように 子供達には予め「サンタクロースなんて いない!」と 言っていますが 全く信じてくれません。真実を言っている僕が悪者扱いです。情報操作って怖いですよね。親の言うことより民衆の意見をやはり信じるようです。

でも、お父さんやお母さんが クリスマスの日にサンタさんになる……それで良いと思うんですが ダメなんですかね?

見たこともないヒゲでハゲの(あれ?ハゲてたっけ?)オッサンが こっそり寝室に入ってきて何も言わんとプレゼント置いて帰るって恐怖でしかなくないですか?

因みに サンタさんが 初めて日本にやってきたのは 明治時代らしいです。

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『三太九郎』


『さんたくろう』



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誰やねん!!


こんな人 来たらすぐにお引き取り願いますけど!


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サポートとは?・・・データマイニングの際の、相関分析の指標のひとつで、ある関連購買における支持率を表す。たとえば砂糖について卵の関連購買でサポートが20%の場合、砂糖と卵を一緒に購入する顧客が顧客全体の20%という意味である。 要するに心から嬉しいということでです!