おっちょこちょい。

ドリルです。

朝 会社にある自動販売機で カフェ・オ・レを買おうと

500円玉を入れた。

青くひかる カフェ・オ・レのボタンを押す………。

『ガチャン！！』

……そうだ！危ないところだ！

お釣りを取り忘れるところだった！

お釣りの取り出し口から ちゃんと370円を確認して財布に入れる。

そして、会社の車に乗り込み 現場に向かう。

車を出して しばらくして気付く、、、、

「フフフッ……。カフェ・オ・レ忘れた。」

僕は 自動販売機に130円寄付してきた。

なんて、今 これを読んでくれている あなたも

「あるある！」

アタイなんて毎日だわ！

……っと共感して頂いたと思います。

昨日 偶然 自動販売機に寄付した事で 昔の知り合いを 思い出しました。

タケダのオッサンです。

詳しくは………

この記事を見て頂いたら分かると 思いますが、

タケダのオッサンは

【職業】       落武者

【レベル】    64

【特徴】       おっちょこちょい

　　　　　うっかりやさん

　　　　　あわてんぼう

【特技】　　火を操る

なので『メラゾーマ』くらい 2発同時で 放てます。

そんな タケダさんと一緒に現場に出た10年以上前の日のこと。

その日は 現場が山の上だったので

お昼になると 作業長に、

「ドリル、弁当買ってこいや。

　あと、弁当ない人も おるやろうから声掛けて

　一緒に買ってきたって。」

そう言われて タケダさんに声を掛けると

「あぁ、弁当無いわぁ。

　なんか 俺 ラーメン食べたいから一緒にいくわ！」

と言って 2人で

お弁当を買う為に ダンプで道の悪い山道を下り

コンビニまで降りてきた。

僕は 作業長やタッちゃんのお弁当を買って

ポットの前で少し苦戦しているタケダさんを横目に

先にダンプで ラジオを聴きながら待っていた。

しばらくして、タケダさんが 

日清の『ラ王』という

インスタラーメンを嬉しそうに 両手で 慎重に抱えて

ダンプの助手席に乗り込む。

『ラ王』とは……

今は2代目で、ノンフライ麺だが 初代は一般的なカップラーメンで採用されている乾燥麺ではなく、レトルトパウチされた生タイプ麺であることが特徴の商品であった。

「タケダさん……どうでもいいけど こんな山道で

　カップ麺て………

　絶対 溢れるで。」

「大丈夫や！

 ヒザのクッション使ったら 何とかなる！」

(座ってる 状態で どうやってヒザのクッション使うねん……せめてヒジやろ。なに？ピザって10回 言うて無いのに引っかかるタイプの人？)

と、思いながら 無視して山道を戻ると案の定……

「熱っ！！あつつつっ！熱っ！」

と、得意のヒザのクッションを使えず

横で叫んでました。

そうして、現場に着いて みんなに お弁当を渡し

お昼ご飯を食べようと座ろうとした時…………

「あぁー！！」

「えっ、どうしたんタケダさん！」

「………………麺わすれた。」

「…………………………………。」

この話の本当度 90%

生タイプの麺をコンビニに置いてきた

タケダさんのその日の昼食は、

ラ王のしょうゆスープでした。

その後「それだけでは お腹が空くだろう。」

と、タッちゃんという もう1人のおっちゃんから

タケダさんは、何か もらってましたが 

何を貰ってたのかは 知りません。

タッちゃんに聞くと、

「ヒ・ミ・ツ」

と、言われました。

その時点で 

「これ以上 詮索するのは 辞めろと！」

僕の心でアラートが鳴り響きました。

ほんと、みんな おっちょこちょいですね。

僕も、この話を思い出して おっちょこちょいと 

言われないように

気を引き締めようと学びました。