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アデリーペンギンさん。

ドリルです。

昔 よく見たCMなんですが 関西だけなんですかね?


オカンに難波まで たまに連れて行ってもらった時 ここのアイスキャンデーを買ってもらうのが 楽しみでした。


そして、ここの看板を見て いつも思っていました。


北極にペンギンなんていねーよ!!

アデリーペンギンさん


アデリーペンギン。


……というわけで今日は、アデリーペンギンです。


体長60〜70cm、体重は5kgほど 南極大陸繁殖はんしょくするのは 世界中に18種類いるペンギンの内 このアデリーペンギンコウテイペンギン2種だけです。

そもそもなぜ 北極にペンギンがいないのでしょうか?

それは、ペンギンは南半球で進化した鳥で、北極まで行って生息地を広げるには暑くてエサの少ない熱帯の海域を通らなくてはいけません。

高い水温やエサの少なさが障壁となったため、ペンギンは赤道を越えることなく南半球にしか生息していないと考えられています。


さて、アデリーペンギンは 巣を作るのに石を使うのですが 辺り一面雪景色の南極大陸では、石を探すのに一苦労です。


彼らからしてみれば 石は 人間にとってお金のように大事なものです。


その石を使って出来るだけ大きな巣を作り 彼女にお気に入りの石を贈りプロポーズをします。


なんとも ロマチックじゃあないですか。


そして、ペンギンは 一度決めた相手と生涯 添い遂げます。


まるで、人間のようですね。


しかし、お金のように 価値があるが為にアデリーペンギンさんの中でも外道は 生まれます。


次の動画をご覧ください。


お隣さんが巣を空けた一瞬の隙をついて石をこっそり盗むみます。

正に、空き巣!!

そして、この外道は背を向け知らん振りをする。

何度もやられているのに、石を運ぶペンギンは全く気付いていません。


懸命に石を運んでいるペンギンは ドロドロなのに対して盗みを働く外道は 全く汚れていません。


正に、正直者がバカをみています。


一方、この外道ペンギンは 自分の巣を守ることにかけても抜かりがありません。

石を盗まれそうになると、すばやく相手を追い払う。

外道は外道なだけにそういう手口をよく知っているというわけです。


まるで、人間のようですね。


そして、石に価値があるからこそ こんな悲劇も生まれます。

メスペンギンが、巣の材料となる石と引き換えに、オスペンギンに自分の身を差し出す行動が確認されています。


そうです……



売春です!!

売春をする女がターゲットにするのは、たいてい独身のモテない男

独身を狙えば、ほかの女から攻撃を受けずにすむからです。

なんとも 計算高い女です。

そして、このメスは 時に代償を支払わない。

新しいオスとの交尾を完遂せずに、求愛によって得た石を持って、巣に走って逃げるのです!


ホテルまで行ったのに財布から 金だけ盗まれて誰もいなかった状態です。


まるで、人間のようですね。



そんな、まるで人間のようなアデリーペンギンさん。

『ファーストペンギン』なんて言葉を聞いた事はありませんか?

欧米では リスクを恐れず新しいことに最初に挑戦する人『ファーストペンギン』と呼び、その人のベンチャー精神を褒めたたえる言葉です。


そのファーストペンギンのモデルになっているのが 実は アデリーペンギンさんなんです。

南極において、アデリーペンギンさんは 食物連鎖の中間層にいます。
オキアミや甲殻類、魚類をエサとしていると同時に、ヒョウアザラシに捕食される関係性です。

エサを食べるには海に飛び込まなければなりませんが、海に入るとヒョウアザラシに食べられてしまうリスクがあります。

アデリーペンギンさんは、エサを獲る為に文字通り命がけで海に入らなければなりません。

最初に海に飛び込む1羽は、大変なリスクを負うことになります。

そのため、人間社会のなかでも、新しいことに最初に挑戦する人のことを『ファーストペンギン』と呼ぶのです。


仲間の為に命を張って安全を確かめる……


素晴らしいでは、ありませんか!



ビバッ!ファーストペンギィィイイン!!




……

……………

…………………


……そう、それが、



自分の意思で飛び込んでいればの話です。


実は、最初に海に飛び込む1羽目のペンギンは、自から進んで飛び込んでいるわけではありません

よくペンギンが海に向かって列をなして、おしくらまんじゅうのように仲間を海に落としている映像を見たことはありませんか?

これは仲睦まじく遊んでいるのではなく、海のなかに天敵のアザラシがいないか確認するために、仲間の1羽を海に突き落としているのです。

その1羽が海に落ちたあと、他のペンギンたちはいっせいに海の方凝視します。

落とした1羽が無事に魚を加えて泳いでいれば、他のペンギンも海に飛び込みます。

水面が血だらけになって 浮いてくれば、その場から皆 立ち去る……。


そうです……アデリーペンギン達は 自分達の身の安全を確かめる為に最初の1羽を人身御供ひとみごくうとして捧げます。


まるで、人間のようですね。


新しい事に チャレンジするのは 素晴らしい事だと思います。


しかし、本当にそれは自分の意思ですか?

誰かに 踊らされて決して生贄などにならないよう気を付けて下さい。


この話の本当度 80%
最後は 少し彼らのことを冷酷非道で怖い生き物のように書いてしまいましたが これもアデリーペンギンさん達の生き残るための生存戦略なのです。

やっぱり動物園や水族館では、人気者だし とってもカワイイ事には 変わりないのでこれからも 温かく見守ってあげて下さい。




アデリーペンギンさんの口の中 寄生獣みたい。


最後まで読んで頂きありがとうございました!

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