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ペットと僕。

ドリルです。

あなたは 猫派?犬派?と聞かれたら何と答えますか?


僕は こう答えます。





鳥派です!


…………と。


焼き鳥さんが好きです。

でも、から揚げさんはもっと好きです!



僕が 死んだ時は、

まずフォークで両面に数カ所 穴を開けます。

浴槽に ドリルを入れて 水、塩、砂糖を加え混ぜ合わせ15分ほど置いたら一度栓を外し 水気を切ります。

浴槽のドリルに 溶き卵、酒、醤油、塩、すり下ろしニンニク、すりおろし生姜、白胡椒を加えて混ぜ合わせ5分ほど置きます。


全身に片栗粉をまぶし、


大き目のお鍋に油を注ぎ、180℃に熱し、片栗粉をまぶしたドリルを入れる(油はね注意!)


表面が カリッとし、中まで火が通ったら油を切ります。

トマトとレモンを添えて鳥葬台に盛り付け お腹を空かせたハゲワシなどに食べてもらおうと思います。



そんな、食べられちゃいたいくらい鳥愛が過ぎる 僕ですが、鳥が好きなのは 昔飼っていたからです。



それは、僕が 小学生低学年の頃 一羽の迷い込んできた セキセイインコが 切っ掛けです。


ベランダから迷い込んできたセキセイインコを母がバケツで捕まえました。


そして、

「鳥を飼おう!!」


と言い出しました。


母は 動物が大好きで 姉が産まれる前は 犬を4匹 猫を2匹オウムも1羽飼っていたそうですが 姉が産まれるということで 父が全て知り合いに あげたと言っていました。


母曰く

「お父ちゃんが 『赤ちゃんに動物の菌がつくから飼うわけにいかん!』言うて全部あげてもうたんや!」

と言っていました。


動物好きな母は 姉の反対を押し切って 迷い込んできた鳥を勝手に飼うことにしました。


名前を『チッチ』と名付けました。


しかし、チッチは 数日後 ベランダに出していた時に 自力でトリカゴのドアを開け 逃げて行ってしまいました。


母は 生き物を飼う事に火が付いてしまい 姉の反対を押し切って 今度は ヒナから飼うことにしました。


名前を『ピッピ』と名付けました。


ピッピは とても可愛く お湯でふやかした粟を夢中で食べてる姿など とても癒されました。

しかし、ピッピは ベランダから姉が洗濯物を入れたランドリーバスケットを投げた時に 下敷きになり帰らぬ鳥になりました。

公園に『ピッピの墓』と棒に書き 埋めました。



母は 悲しみに打ちひしがれて 泣きました。悲しみに耐えれなくなった 母は また、こっそりヒナを買ってきました。


名前を『ゴン太』と名付けました。


ゴン太は 少し色味が汚く まん丸でした。でも、何たが愛嬌があってよく懐いていました。僕は とてもゴン太が可愛くなりコッソリ ゴン太と一緒に布団の中で寝ました。


朝起きると あんなに まん丸だったゴン太が 僕のお腹の下で 五平餅のように 平べったくなり 冷たくなってました。


公園に『ゴン太の墓』と棒に書き埋めました。


僕は 悲しみに打ちひしがれ泣きました。悲しみに耐えれなくなった僕は 母にヒナを買ってもらえるよう泣きました。

母は ヒナを買ってくれました。今度は2羽 買いました。


1羽の名前を『シトリン』


そして、もう1羽の

名前を『トパーズ』と名付けました。



しかし、シトリンとトパーズの仲は とても悪く いつもトパーズがシトリンに虐められてました。


僕は トパーズが可哀想になり 悪戯 半分で シトリンのクチバシデコピンをしました。


すると 上のクチバシが下のクチバシに入り

シャクレインコになってビックリして慌てて引っ張りだしたのを思い出しました。


シトリンは 少しヒステリックな所が あり狂った様に飛び回る事がありました。


その日も 狂ったように飛び回り、飛び回り




家の中をグルグルグルグル飛び回って……







タンスに頭をブツけて 死にました。


公園に『シトリンの墓』と書いて埋めました。


1羽だけ残ったトパーズを僕達は 大事に大事に育てました。


セキセイインコは 凄いもので テレビなどで見るようにちゃんと 人間の言葉を話すようになります。

姉と母が ケンカすると間に割って入り

「かーちゃん!ねーちゃん!」


と言ってまるで2人をなだめるかのように鳴き、ケンカしてた2人も思わず笑ってしまい仲直りさせていました。

そういえば 僕の友達のヤマンもトパーズに 特大のうんこ をされてTシャツが緑に染まってました。



そうやって 家族に笑いと癒しをくれた トパーズとも お別れの時がきます。

年老いて 弱っていくトパーズは 見てられませんでした。


獣医さんに 診せると

「もう、いつ死んでもおかしくないよ。」

と言われました。


そう言われた日に塾に行くにも 気が気じゃ無い 僕はある願掛けをしたりしました。


『塾の授業中に筆箱が机から落ちなければトパーズは 生きてる!!』


そんな 訳のわからない願掛けを祈るようにしていると前の席に座っていたオオノが



『ガチャーン!!』


僕のカンカンで出来た筆箱に 肘が当たり落としました。


普段なら筆箱を落としただけでキレるわけが無いんですが 

「なに フデバコ 落としてくれてんねん!!」


と、ブチギレてしまい 筆箱を落としただけでキレてしまう危ないやつと 塾で悪い噂が立つようになりました。


悪い予感が したまま家に帰ると やはり母と姉が泣いていました。

僕もその意味がすぐに わかり 一緒に 泣きました。

「もう、こんな悲しい思いをするならペットは 飼わんとこうな……」


母が そう言うと 僕も姉も泣きながら頷いていました。



トパーズだけは 公園には 埋めず ペットを供養してくれるお寺に持っていくことにしました。


お寺に行くとテープでお経を流し 後は焼却炉のような所で他のペット達と一緒に焼かれるだけで なんかだか淡々と作業されてるだけのようで寂しい感じがしました。


母は 

「あれで1万円は ないわー。絶対 ボッタクッテルわー。」


とプンプンしてました。


それから ペットは 家では一度も飼っていません。

ゴキブリは 会社で飼ってましたが。


この話の本当度 90%

やはり飼っていたペットには 思い入れが あります。

楽しく過ごした時間も悲しいお別れも 全て含めて感謝したいし、命の尊さを教えてもらいました。

ありがとう チッチ、ピッピ、ゴン太、シトリン。

ありがとうトパーズ!!


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サポートとは?・・・データマイニングの際の、相関分析の指標のひとつで、ある関連購買における支持率を表す。たとえば砂糖について卵の関連購買でサポートが20%の場合、砂糖と卵を一緒に購入する顧客が顧客全体の20%という意味である。 要するに心から嬉しいということでです!