見出し画像

FP1級を400時間勉強した。その先に見えたもの。

はちろうです。
今回は、FP1級学科試験に挑戦した後の感想、また挑戦することのメリット・デメリットを書きたいと思います。

FP1級に挑戦しようか迷っている人は、「勉強して受験した後、どんな心境になるか」を参考程度に読んでいただければと思います。

結論から申し上げると、FP1級学科試験に挑戦した後は、
「世の中知らないことが多すぎる。もっと勉強したい!!!」という気持ちになりました。

FP1級受験前の私のスペックはこんな感じです。

・30歳前半、男
・既婚、子なし
・地方金融機関に勤務
・営業職
・地方私立大経済学部卒(偏差値は50ちょい)
・保有資格はFP2級、銀行業務検定の税務3級、法務3級くらい。

そもそもFP1級(ファイナンシャルプランニング技能検定)とは

国家資格であり、"FP に求められる資産運用・税務・社会保険等の詳細な知識を有し、それを実践に活かす技能を体得し、金融業務における顧客相談のスペシャリストとして活躍することを目指します。"
出典:株式会社 きんざいHPより

というもの。金融の資格の中ではかなり難関と言われ、合格率は平均10%
必要な合計勉強は300〜1,000時間と言われています。(諸説あり)

私の勉強時間

私は2020年1月から勉強を開始し、約400時間の勉強を経て、2020年9月のFP1級学科試験(きんざい)を受験しました。一回目の受験です。

120/200点で合格となりますが、自己採点の結果は、、、

と、奇跡的に合格であろう点数をとることができました。

(追記)
正式な結果は、146点(基礎編70/100、応用編76/100)で無事に合格していました!
実技試験は2021年2月に受験し、136点で合格したため、晴れてFP1級合格となりました🎉

ここまでの経験で感じたFP1級に挑戦することのメリット・デメリットは、

メリット

①勉強する習慣が身についた

試験の二ヶ月前くらいから、平日は仕事前に朝1時間、夜帰ってからは1~2時間、土日は5時間ずつくらい、勉強しました。

それまでは勉強なんてほぼしない生活だったため、最初はかなりつらく感じましたが、やり始めると勉強しないと気持ち悪いと感じるくらい習慣になりました

②実生活で役に立つ知識を得ることができた

税金や社会保険制度、年金、不動産、相続など、幅広くお金に関する科目を勉強するため、今後の人生に必ず役立つと思います。

FP1級学科試験では、応用編で所得税や相続税の計算問題が出題されます。これを死ぬほど繰り返し解いて勉強しないと合格できないため、問題を見ると条件反射レベルで手が動くレベルになります。

「丸暗記しなくても、ググれば計算方法わかるじゃん。わざわざ勉強する必要ないでしょ。」

と思ってしまいがちですが、勉強した者にはわかります。「死ぬほど繰り返し計算問題を解かないと身に付かない。」ということが。

私は、FP2級を受験した時は「ふーん。税金の計算ってこうやるのね。」で終わってしまい、試験が終われば「どんな手順だったっけ?」と忘れてしまいました。

今回FP1級学科試験を受けるのに死ぬ気で勉強した知識は、細かいところは忘れてしまったとしても一度理解しているので、すぐに思い出せたり、応用が利いたりできるはずです。

③自信が付いた

難関資格に挑んで、合格できた経験はかなり自信に繋がりました。自分でもやればできるんだ、ということに気がつきました。FP1級を受ける前には考えもしなかった、社労士、宅建、行政書士、税理士、中小企業診断士といった他の資格にも挑戦してみようかなという気になりました。

デメリット

逆にデメリットは、、、

①プライベートが勉強に染まる

仕事以外の時間を勉強に捧げなければいけません。当然ですが、勉強時間の確保のために、飲みに行ったり遊んだり、ドラマ観たりといったことを制限しなければいけません。

私の場合は、勉強していた期間がコロナ禍で飲みや遊びの予定はほぼなかったので、その点勉強時間の確保がしやすく都合がよかったです。

②勉強がつらい。とにかくつらい

特に、勉強し始めはかなりつらいです。問題が難し過ぎます。

「こんなの解けるようになるのか。」

「そもそも基礎学力が足りていないんじゃないか。」

などという思いが湧き出てきます。

そんな状況でも勉強を進めていくと、ある時から「わかる、わかるぞ!!!」と思えてきて、少しずつ楽しみを見い出せるようになりました。

FP1級を400時間勉強した。その先に見えたもの。

FP1級合格に向けてがっつり勉強した後には、
「世の中知らないことが多すぎる。もっと勉強したい!!!」という気持ちになり、

社労士、宅建、行政書士、税理士、中小企業診断士

といった難関資格も狙えるんじゃないかって思っています。これはFP1級に挑戦する前の自分では考えられないことです。

人によっては、FP1級合格で手当がもらえたり、給料があがったりと実利があるかと思います。私はそういった実利がありませんが、勉強を通じて自分にも色んな可能性や選択肢があり、努力すれば何事も成し遂げられる、ということに気が付けたことが一番大きなメリットでした。今の会社のままキャリアを積むか、転職や独立も視野に入れて勉強するか、といったことも考えるようになりました。

もちろん、資格だけが人生じゃない、とも同時に思っています。
FP1級学科試験の勉強をしている時は、
・気ままな読書
・毎日経済ニュースや株価の動きを見る、それから考える
ことができませんでした。
「時間の使い方だろ」と思われるかもしれないですが、「この時間もFPの勉強しないと合格できない」と思うとできませんでした。

試験が終わってからは時間ができたので、読書やニュースを見る、といったことに加えて、ずっとやりたいと思っていた
・ブログを始める(このnote)
・プログラミングをかじってみる
ことができました。

これから

2021年2月のFP1級実技試験までの期間は、

・FP1級実技試験の勉強
・財務3級の勉強
・気ままに読書
・ブログで自分の考えをアウトプット

などに取り組みながら、FP1級合格後は何を目指すかを考えたいと思います。

実際のFP1級に向けた勉強方法やスケジュールなどは、他の記事に書いていきたいと思います。

ではまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?