乳と蜜の流れる食卓②濃厚!さくらんぼはちみつ

はちみつのサブスク

ヨーグルトとはちみつのベストマッチングを探す試み。
その心強い味方になってくれるのは、「はちみつのサブスク」だ。6月からスタートし、毎月2種類120gずつの国産はちみつが届くシステムになっている。贅沢に思われるかもしれないけど、「ヨーグルト&はちみつ」は健康にいい習慣だし、サプリメントに比べれば、かなりリーズナブル。

私がふだん手に入れる国産はちみつは、近畿周辺の知り合いの養蜂家さんからもらったり買ったりするものが多いため、種類が限られる。
その点、このサブスクははちみつ屋さん雅蜂園が全国の養蜂家から集めるので、北海道から九州まで、いろんな産地のいろんな花の種類のはちみつが届く。あー、わくわくする。

まずは6月分の「山形産さくらんぼはちみつ」と「鹿児島産くろがねもちはちみつ」でお試し。
はちみつについて、お店の説明書も入っていたので紹介する。

今月の定番はちみつ 山形県産さくらんぼ蜂蜜
山形県東根町はさくらんぼの大産地です。4月中旬に花が咲き6月後半にはかわいい実を付けます。広大な花の受粉はミツバチなしでは出来ません。受粉のお礼に頂いた蜂蜜です。濃厚でしっかりした甘み。決してサクランボの実のようなかわいい味ではなく、しっかりとした力強い味わいをお楽しみください。
雅蜂園社長厳選はちみつ 鹿児島県産クロガネモチの蜂蜜
鹿児島県垂水市、桜島の山すそに広がるクロガネモチの花から採れた蜂蜜は香り高く「山のレンゲ」と呼ばれています。上品な香りといつまでも口に広がる風味を桜島を想像してお楽しみください。

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濃厚で香り高いさくらんぼはちみつ

最初にプレーンの「小岩井生乳100%ヨーグルト」50gを用意。そこに小さじ1.5杯のはちみつをかけて食べ比べてみた。
まずはヨーグルト&くろがねもちはちみつ
くろがねもちは庭木や公園に植えられているポピュラーな樹木。目立たない小さな花なのに、おいしいはちみつがとれる。
関西でもよく採れるようだけど、ふつうは山に咲く他の花の蜜と混じって「百花蜜」として売られていたりする。でも、さすがに鹿児島など地方に行けば、その花ばかりが咲いているところがあるのだろう。
たしかに食べた後に香りが残る。さらっとしていて味はあっさり。ヨーグルトにかけると、あっさりくせのない味わいだ。

次に、ヨーグルト&さくらんぼはちみつ
山形県ではサクランボの交配に必要なミツバチを大切にする。
山の蜜源植物が減少してはミツバチを育てる養蜂業が成り立たないので、主要な蜜源植物であるトチノキを養蜂組合が定期的に植林していた。(今はどうなのか知らないけど)
「トチは蜜が採れるほど花がつくまで50年かかる。私らは今の養蜂のためではなく、子や孫の代のために木を植えるんだ」
昔、取材した山形の養蜂家さんの話が忘れられない。今、その木はどれぐらい成長しているのだろうか。
そんなこと思いながら、ヨーグルトにかけてみると、予想以上に香りが高い。しかも甘みが強く濃厚な味わい。ヨーグルトと混ざってもしっかりはちみつを主張できている。
しかも粘度が高いので、水分多めの小岩井ヨーグルトにもしっかり絡まる。これはヨーグルトに合う!

ということで、6月の勝手におススメ「ヨーグルト&はちみつ」
さくらんぼはちみつに軍配が上がった。




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