見出し画像

絵本「かいじゅうたちのいるところ」から学ぶ

こんにちは、家事で一番好きなのはふき掃除のhachiです☺︎

今回は映画化もされ、世界中で約2000万部売れている絵本

この絵本から大人へのメッセージを紹介します。

絵本「かいじゅうたちのいるところ」

作者:モーリス・センダック

訳:神宮輝夫

あるばん、マックスは 狼のぬいぐるみを着ると、いたずらをはじめて おおあばれ・・・

お母さんは怒った。「このかいじゅう!」マックスも負けずに「お前を食べちゃうぞ!」とうとう、マックスは夕ご飯抜きで、寝室にほうりこまれた。

すると、寝室に、にょきりと木が生えだしてあたりはすっかり森や野原

そこへ、波が打ち寄せて。一週間すぎ、二週間すぎ、ひとつき、ふたつき日がたって、一年と一日航海すると、かいじゅうたちのいるところ。

かいじゅうたちは、すごい声で吠えて、すごい歯をガチガチ鳴らしたが、マックスがかいじゅうたちの目を睨むと、かいじゅうたちは恐れ入って、マックスを王様にした。

かいじゅうたちと楽しく過ごしたマックスは、王様なのに寂しくなって、優しい誰かさんのところに帰りたくなった。かいじゅうたちは泣いた。

「お願い行かないで。食べちゃいたいほどお前が好きなんだ、食べてやるから行かないで」

しかし、マックスはさっさと船に乗り込んで、さよならと手をふった。

いつの間にやら、お母さんに放り込まれた自分の寝室、ちゃんと夕ご飯がおいてあて、まだほかほかと温かかった。

面白い仕掛け

まずは、始まりの絵本の絵に注目して下さい。

マックスがいたずらをはじめて・・・おおあばれ・・・お母さんは怒った・・・だんだん寝室に木が生えだして・・・どんどん生えて・・・すっかり森や野原

この絵の余白がどんどんなくなっているんです。

これは、場面が少しずつ空想の世界へ入っていく様を表現しているんです。また、色味を抑えたイラストは、夜の気配を残していて、どこか心を休ませてくれます。

子どもはマインドフルネスの達人

マインドフルネスとは、「今この瞬間」の自分の体験に注意を向けて、現実をあるがままに受け入れること。子どもたちは目の前のこと、好きなこと、空想の世界に一直線!なので卒園式で涙するのは大人だけ・・・子どもは前しか見ていませんから(笑)

マックスは、お母さんに怒られたことを棚に上げて、かいじゅうのいる世界を作り上げてしまいます。

大人へのメッセージ

頭の中で「不安・否定・恐怖・評価・どうにもならない過去のこと・どうでも良いこと」をずっと喋り続けていませんか?
あれこれ考えすぎていませんか?

子どものようにお母さんに怒られたことなんて忘れて、目の前のことに夢中になってもいいんです。そんな時間を意識して作ると、人生が豊かになっていくかもしれません。

私が絵本「かいじゅうたちのいるところ」から学んだことでした☺︎

#絵本

#アート

#哲学

#マインドフルネス

#大人にこそ絵本を

#過去の自分に届いてほしい


よろしければお願いします🙇‍♀️ 集めたサポートで絵本を購入して、児童施設に寄付させていただきます🌈