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新しい高性能仕様を考える

断熱や気密や換気や空気循環など新しい仕組みに変わります。
ウチはファースという工法をやっていますが、最近のファースには大きな疑問があります。
不具合が多くなってきたことですね。ほかにもありますが。
過去のファースは問題ないのでご安心ください。
2年に一度のメンテナンスも欠かさず行きますので、もし不具合があれば対応します。

ファース以外にも、独自で考えた高性能システムもやってます。
コンプリートって商品名です。
ファース並に効果が出てる物件もあります。
実験で自宅のシステムを改造したのですが、これがなかなかいい感じなので今後は切り替えていこうかなとw
#自宅は実験場

ほかの工法、例えばスーパーウォールやアクアフォームでも、国内にある工法を調べるほど、どの工法も少し納得できないところもあるので、自分で高性能の仕組みを考えてたので、メモを残すような感じで今回はつらつらとブログを残してみます。


高性能住宅をするのに考えないといけないのが大きく分けて6つなのですが
1.断熱
2.気密
3.換気
4.空気循環
5.冷暖房
6.湿度
この6つをバランスよく考えないとダメなんです。
他にもあるのですが、この6つは必須。

①②の断熱と気密ですが、いまはウレタン断熱を現場発泡しているので断熱気密両方はクリアできるのですが、問題なのは職人さんのレベルによって性能が発揮されない不具合が稀にあります。
このリスクを取るには、現場発泡という施工をやめて断熱ボードにすることでクリアできます。
(断熱の不具合は直していますので、ご安心ください)
(別で現場発泡断熱も交渉中です!)

今現在の仕様は、ファースでもオリジナル高性能システム(以下OHS)でも外断熱のボード(厚み30mm)を施工して、内側は現場発泡ウレタンを吹き付けることなのですが、工場生産されているボードは不具合をおこすリスクは少ないので安心ですが、現場発泡は職人さんのレベルによって不具合をおこすことが稀にあるので、現場発泡はやめて内断熱部分もパネルにしてしまえば、工場生産された安定の生産製品なので、不具合もすごく減る。

断熱気密の性能値で言えば変わりません。
現場発泡してる材料とパネルの材料は一緒です。
パネルを柱と間柱の間に切り込んで入れるのは大工さんによるものなので、やはり人の手に頼るしかない部分も出てきますが、現場発泡よりはリスクは少ない。

リスクが少ない理由は、ウチの大工さんだからってのは大きいですが、これを読んでる人にはどんな大工さんか伝わりませんよねw
もし断熱パネルを切り込んで入れてても、多少の隙間は出てきます。
隙間があると気密性が良くなくなるのですが、隙間はコーキングや補修用ウレタン断熱などで隙間を詰めていくことを徹底してやるのと、外断熱でボードを貼っていて、ボードの継手にはすべて気密テープも貼るので、気密性は問題ないんです。

余談ですが、グラスウールも正しく適切に施工すれば性能はかなりでます。
ただ完璧に近い施工をするのは難しく、ボードの方が性能も良ければ施工性にも優れています。
僕も大工してる時に外張り断熱のボードや内断熱にボードを施工したことがあるので、体験済みですw

ちなみに今の事務所は内断熱で断熱ボードを切り込んで柱の間に入れ込み、隙間をウレタン補修してる仕様ですが、冷房も暖房も良く効きます。
中古物件なので外断熱もできませんし、窓の仕様は昔のアルミサッシですが、インナーサッシを取り付けて性能を上げています。
ただ、インナーサッシは注意が必要ですので安易につけない方がいい場合もあります。

実際に実験もやって問題ないので、断熱や気密は断熱ボードで外断熱&内断熱でダブルで断熱して、隙間は補修する仕組みにすれば、不具合は最小限に抑えられる。
これで断熱気密の問題はクリア。
①と②は問題ないので、次の③の換気ですね。

(現場発泡断熱で、いい商品があったので現在交渉中)


換気ですが、これはずっと悩みのタネでした。
ファースもかなりグレーなやり方なので、、、w
法律的にはクリアしていますけどね。。。

OHSは、綺麗なホワイト。
それをさらにパワーアップ・・・と言っても、パナソニックの熱交換気調システム。
パナソニックを選んだ理由は、実績とメンテナンス。
我が家のシステムもパナソニックの換気扇で10年壊れていませんし、約20年前の施主様宅も大きな故障はないのでパナソニックを選びました。

他メーカーも沢山あり検討したのですが、取り扱ったことがあり故障もメンテも扱いやすいという理由からパナソニックにしました。
換気計算もパナソニックがしてくれますので、ホワイトな領域w

空気循環も中間ダクトファンはパナソニック製。
エアコンは三菱。というのも銅管が強くなったのとメンテの技術者がいい人。
やはりメンテナンスの対応は大事ですね。
人も技術もですが。

換気をきちんとしながら空気循環。
そして温湿度もほぼ安定。

ということで③④の換気と循環については、問題なし!
グレー一切なしですね。

熱交換式換気扇

⑤の冷暖房ですが、天井裏にエアコンを設置するのは変わりなくで、暖房や冷房した空気を床下に送ったり、各部屋に送ったりで家中の温湿度をコントロールしています。

床下エアコンも考えたのですが、基礎の形状を大きく変えないとダメなのと、基礎を大きく変えることによってコストがかなり上がるので床下エアコンはやめました。
間取りにも工夫が必要ですし、コスパや効率やリスクを考えると、上記の方法がベストでしょう。

中間ダクトファン

最後の⑥の湿度です。
これシンプルに解決できるんです。
エアコンですねw
今のエアコンって高性能ですごいんです。

梅雨や夏場の湿度ですが、再熱除湿というシステムがあり、これによって夏場の湿度を安定してくれます。
コストを下げるなら安価なエアコンでも大丈夫ですが、家の大きさや間取り、立地条件によって多少変わります。

不安であれば再熱除湿付きのエアコンがベスト。

そして冬の過失ですが、お風呂の湿度を利用する、と言っても今でもお風呂の湿度は利用してます。
その方法は、お風呂の換気扇を2個付けるんです。
1つは普通に外部に排気する。
もう1つは床下に送る。
床下に送り事によって、空気循環している空気とお風呂の湿度たっぷりな空気が混ざり合って保湿してくれます。

木造住宅のいいところは、柱や梁など躯体自体も湿度を保有する事もできるので、冬の加湿もOK。

ということで、湿度もクリア!


まとめ。
ファースでもOHSでも、完璧なシステム、住宅はありません。
いままで不具合があった原因をなくしていって改善してきた今はOHSがリスクが一番低いかな。

ファースもシステムとしては素晴らしいと思います。
ただ最新のシステムに不具合が出たり(ちゃんと直していますのでご安心を)、、、などなどあるので、コスパやメンテや不具合を考えて今後の標準仕様はOHSに変わります。

詳しくは、現場見学会にご参加ください。

商品としてはファースもありますし、自然素材の住宅もあります。
自然素材はドイツを見本としたシステムです。
自然素材住宅もブログにしてみます。

今後、少しづつですがシステムや工法もバージョンアップしていきます。
スマホや車の様に、進化し続けていきます。

とうことで、新しい標準仕様のOHSの紹介でした!
自信をもってお勧めします!

はちむら
2022.12.05

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