「楽しい!」が欠落した男。INTJ
INTJとは?
MBTIと呼ばれる性格診断テストによって、分類される性格タイプの一つ。
INTJ は、内向型 (Introverted)、直観型 (Intuitive)、思考型 (Thinking)、判断型 (Judging) の頭文字を取ったもので、その性格といえば以下のようなものです。
「楽しい!」と思ったことはない。
私はこれまでの人生の中で、「楽しい!」と思ったことはない。勿論生きていて楽しいことが全くないのか?と問われればそんなことはない。しかし、我を忘れるほど、理性を失うほど、楽しいと感じることはない。「楽しい!」ではなくて、「楽しいなぁ」と思うくらいが関の山である。
だから、飲み会の席も苦手でも、ほとんど喋ることはない。音楽ライブなんかは特に苦手だ。椅子があるのに立ち上がって手拍子をしたり、ジャンプしたり。。友人に連れて行ってもらったのだけれど、とても困惑したことを覚えている。
それだけ、その瞬間を楽しむということを苦手としているし、コンプレックスでもある。
楽しめないことの孤独感
今を楽しめないことも然り、「楽しい」と思えるポイントがズレているので、趣味もまた人とくい違っていて、孤独感を覚えることが多い。
音楽を聴くなら、ラジオやオーディオブックを聞いて、知識を身につけたいし、飲み会に行って大勢で騒ぐより、一人でゆっくり温泉に入る方が、よほどストレスが和らぐ。大学生くらいの頃は、なんとか趣味を周りに合わせようとした。だが、根本的に人と合わせる気がないのか、人に合わせようとするとなんだか心がむず痒くなる。また趣味が人と合わないことや今を楽しめないことにとても劣等感を覚えた。
自分は幸が薄く、孤独な人間だと、そう思った。
大学4年の就職活動
理系学生だったが、院には行かず大学4年で就職活動をした。理系学生の9割は大学院に行く。私は学費を払うのが勿体ないと感じていたので、迷わず就活を選んだ。
そのとき、キャリアセンターなんかに行くと、自己分析なるものを勧められたが、私はほとんどそれをしなかった。「将来やりたいこと」などという代物は持ち合わせていなかったし、やりたいことだけで生きていけるほど、ロマンチストでないことも自覚していた。だからお金が貰えて、そこそこ安定した会社に入れればそれでいいと考えた。働く傍ら自分なりに勉強して、独立して生きていければいいなぁという理想だけは描いたのだけれど。
運良く推薦の枠が空いていて、なんとか希望していた就職先から内定をもらった。
でも、その時初めて、自分で考えことを考えたまま実行するということができた。周りの流れに逆らって、キャリアセンターの言うことも無視して、その結果、ある程度上手く行った。
良いことなのか、悪いのことなのかは分からないけれど、私の人生にとっては大きな出来事だった。
人と感性が違うことに諦めがついたし、自分の感性を肯定することができるようになった。私は幸せになれる人間でもなければ、充実した人生を送れる人間ではないかもしれないけれど、それでいいと思った。その代わり、自分の信じた感覚で、なおかつ自己責任で前へ進んで行こうと思えた。重たい人生ではあるけれど、きっと張り合いはあるはずだと。
そのとき初めて、自分自身のアイデンティティが確立された。
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