失恋からの立ち直り術:回避と新たな恋が鍵

失恋から立ち直るための研究①
失恋後の行動とストレスの関係性を調べた研究があります。

論文名:
青年期における恋愛関係崩壊後の心理的反応とその有効性について

調査方法は男性49名、女性75名を対象に、失恋後の感情や行動をアンケート形式で回答させています。アンケートの内容は35項目あり「相手のことを忘れられなかった」「悲しかった」など、回答者は5段階で評価している。(数字が大きいほどその感情が強い)

また、恋人とどのくらい親密かによって、失恋後のショックの大きさも変わるため、以下のように進展度を三段階に分けています。

進展度1:デートする。キスをする。
進展度2:恋人として友人や家族に紹介する。
進展度3:結婚について考える。婚約する。

進展度と「後悔・悲痛」の反応



左:進展度と「未練」の反応 
右:進展度と「怒り」の反応

注目すべきポイントは2点。
・「怒り」の反応は進展度とほとんど関係がない。
・「後悔・悲痛」「未練」の反応は進展度が3になってから値が上昇している。

つまり結婚を見据えた恋愛となった場合には、「後悔・悲痛」「未練」が大きいというわけです。

失恋を前提に恋を始めるというのは、甚だナンセンスですが、恋愛を踏み出しやすくするためにも、それが失敗に終わった時のリスクと、対処法について知っておくのは悪いことではないのでは?というお話です。

では失恋のストレスを和らげるには、どんな行動を選ぶべきなのでしょうか?

失恋から立ち直るための研究②
失恋経験のある大学生425人を対象に失恋後のストレスと行動の関係について、調べた研究があります。

論文名:
親密な対人関係の崩壊過程に関する研究

失恋後の行動を以下の3通りに分けたところ、
回避コーピングをとったグループにおいて、ストレスが最も小さく、回復期間が短いということもわかりました。反対に拒絶しようと思えば思うほど、回復期間が長引き、ストレスも大きくなるということです。

■回避コーピング
・次の恋人を見つけようとした
・他の異性とデートした
・スポーツや趣味に打ち込んだ

■拒絶コーピング
・相手のことを考えないようにした
・相手を見返す方法を考えた
・相手の人の思い出の品を処分した
・相手の人の悪口を言った

■未練コーピング
・関係を取り戻そうとした。
・写真など、思い出の品を眺めた。

失恋後に次の恋に走るなんて、薄情だとか、尻が軽いだとか、考えてしまうかもしれませんが、失恋後の回復に最も合理的なのは新しいことをしたり、次の恋を見つけるということです。忘れようとしている時点で、意識してしまっている証拠と言えるかもしれません。

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