ポイント業界施策分析.no1(Tポイント)

はじめに

私は普段企業のメルマガやPUSHなどの施策立案・配信設定に携わっており、自己研鑽のために今回は実際に他社で行われている施策を分析していきたいと思います。
分析の目的は以下の2つです。

①企業が実際に行っている施策をからアイデアをもらう
②定番で行われている施策を確認することで勝ちパターンを予想するその他個人的に響く施策があれば、なぜ響いたのか掘り下げ施策アイデアのヒントにしたいとも考えています。

分析対象は、実務でポイント系サービスに携わっていることもあり、まずはポイント業界に絞って見ていきます。今回分析するのは「Tポイント」のメール施策です。

前提

改めてTポイントとはどんなサービスなのか、概要を確認したいと思います。Tポイントは、CCCMKホールディングスが運用するポイントシステムで、会員は提携する加盟店でポイントをためたり使ったりすることができます。100or200円で1ポイントが貯まり、1ポイント1円で使うことができます。
ツタヤ以外にも、ファミマ、ウェルシア、エネオスなど主に生活必需品系の186社で使用することができます。
https://t-point.tsite.jp/store/tpointuse/ (加盟店一覧)
個人経営のお店で導入しているところもあります。
利用者(月1以上利用ユーザー)は7000万人で、男女比は半々ぐらいで、30-50代がボリュームゾーンです。
▼Tポイントサービスの概要

以下の調査では男性ユーザーの方が多いという傾向も出ていました🤔


実際に行われていた施策(メール)

さて、前置きが長くなりましたが、施策の分析に移りたいと思います。
今回は私のメールボックスに直近3ヶ月届いていたメールの内容を調査しました。ちなみに私は最近全くTポイントを使っていないので、おそらく休眠ユーザーのセグメントにあたり、休眠起こし系の施策が多いのではないかと予想されます。
CCCMKが加盟店に向けて提案するメールには「アンケート形式」「Tポイントをフックにアクション促進」「1社独占の広告メール」の三つの種類があるそうで、私にもそれらに沿ったメール+加盟店に関係ない通常メールが届いていました。

いくつかメール施策を紹介します。

①保有ポイント有効期限通知(通常メール)
こちらは大体2週間に一回届いていました。内容はその時保有しているポイント数と有効期限のお知らせになります。


私の場合0ポイントなのですが、特定の加盟店の期間限定ポイントが突然付与される場合もあり、そのようなお知らせも載ってくるようです。
当たり前ですが、保有ポイント・失効ポイントなどはユーザーにパーソナライズされた情報なので関心をひきやすいです。改めてEC系などでもポイントを扱っている場合、鉄板でやるべき施策だなと感じました。

②近隣の加盟店で使えるポイントをいきなり付与する施策(Tポイントをフックにアクション促進)
①で少し触れたポイント付与施策をもう少し詳しく紹介します。

11月16日にこんな感じのポイント付与メールが届きました。応募してないのに当選って結構攻めてる表現な気もしますが、お得感は伝わってきました。メールを受け取るまで「シャディ」は知らなかったのですが、ギフト専門店のようで、年末のギフト需要を見越したオファーと思われます。(店舗も比較的近隣にあるので、位置情報施策に引っかかったのかも?)
私自身、TANPなどのギフトECは使ったことがあるので、ターゲットになりえると感じました。ただ、サービス名よりサービス内容強めに訴求してもらった方が響いた気がします。

③ポイントがもらえるアンケートのお知らせ(アンケート形式)
特定の企業のアンケートに回答すると、1ポイントもらえるようなメールが不定期に届いていました。
ポイント数は企業ごとに異なるものの、大体1,2ポイント程度。
アンケートの回答&キャンペーンLPにつれていくことが目的になっているケースが多いです。

メール本文

タイトルは一律で、開封するまで何のキャンペーンかはわからないので、ポイ活勢以外には見逃されてそう‥と思いました。

とはいえアンケートを通してサービスを知るきっかけにはなりそうなので、よりパーソナライズしたらもっと響きそう、、!と思いました。

④その時やってるキャンペーンまとめ
こちらは加盟店への送客というよりもTポイントへのエンゲージを高める効果の方が高そうです。スーパーのチラシみたいなデザインが特徴的で楽しげ、と思いました。ポイ活勢には定期的にこういうメールが届くとありがたいし、Tポイントでのポイ活継続に一役買っているのではないかと思いました。



以上、直近届いてた分析してみました。(感想ぽくなってしまいましたが。。)
1社独占の広告メール」の分析はまだできていないので、今後深掘っていきたいと思います。また、これを機にTポイントも使ってみて、アクティブユーザーになることで訴求内容がどう変わるのかも見て行きたいと思います。







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