英語教育2021年1月号を読んで
こんにちは。蜂に刺された男です。
英語教師向けの雑誌、「英語教育 2021年1月号」(大修館書店)を読んだのでここでアウトプットします。
現場経験のない学生の理想論的な部分があるのでその辺ご理解ください。
テーマは「コロナ禍で見直す教師の役割」です。
では、いきましょう。
1. 教師の役割とは
「生徒を導くこと」
だと思います。現場経験のない私からすれば、こうありたいという理想です。生徒に「教える」のではなく、生徒に「気づかせ」、「導く」ことができる教師が私の理想です。
で、この理想が今のコロナ禍で求められる「自分で気づき、学ぶ、自立した学習者」=「自律的学習者」の育成につながると思っています。
2. 自律的学習者とは
自分自身(能力や置かれている状況)を理解し、目標に向かって具体的な段階を自分で設定し、遂行できる力をもった学習者
だと思います。『英語教育』では「セルフマネジメント」と「タイムマネジメント」という言葉が使われていましたが、要するにこういうことだと思います。
3. どうやって自律的学習者を育成するのか
教えるのではなく、気づかせる指導方針
ここに帰着します。自分で考え、気づくことが学習者の自律につながると思います。
4. 気づきに導く指導とは
学習者に合わせたフィードバック
です。これは私の卒業研究の内容なのですが、学習者一人一人のレベルを察知し、それに適したフィードバックを与えて、生徒に気づかせるという指導が有効だと思います。
このフィードバックには、暗示的なものから明示的なものへと段階に分けられた枠組みがいくつか存在します。Lantolf & Poehner (2010, p20)のものを一つ紹介します。
こんなものです。
数字が大きくなるに従ってフィードバックは明示的になっています。
目の前の学習者が誤りを起こした際、その学習者のレベルが高いものだと判断すれば1の「Pause=ただ待つ」というフィードバックを実行します。学習者がそれに対して自分の誤りに気づき修正することができればそれ相応の評価をします。(これはDynamic Assessment (ダイナミック・アセスメント)という概念なのですが、機会があればこれについてフューチャーします。)
このように学習者に合わせた気づきの指導を行うことができます。
5. 最後に
今回は「教師の役割」について、これから英語教師になる学生としての立場から考えを書きました。
皆さんが「教師の役割」を考えるきっかけになれば幸いです。
では。
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