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いつでも、山から学ぶ。

久しぶりに、人に連れられて山に登った。久しぶりと言っても1ヶ月弱ほどのことだし、登ったのも1600mほどの比較的チャレンジしやすい山だった。

しかし、である。最近感じたことのないしんどさが襲ってきた。なんとなく歩行がフラつく。まっすぐ歩いているはずなのに、体がぐらぐらするのだ。体幹が働いていない感じがした。これは転んだりするわけではないが、体をまっすぐに戻すために地味に体力を消耗する。スムーズじゃないな、という感覚を引きずったままの歩行は地味にストレスである。

なんとか登頂し、いつも通りカップヌードルカレー味を勢いよく食べ、同じルートを下山。往路より格段に歩きやすくなっていることに気付く。

1番の違いは、足首の柔らかさだった。どんな角度になっても足首が回っているのがすごく分かった。身体があったまって動きが滑らかになったらしい。いつも通りの歩行速度と安定感が戻った。

「いつもとコンディションが違うな?」と感じたら、早い段階で少し意識を内側に向けて原因を探った方がいいのかもしれない。そして対策をする。今回は強風だったり寒かったりで、それをなんとかしのぐ事に考えが向いていた気がする。もちろん外部環境も大きな要因のひとつだが、それに対処するのは他でもない自分だ。幸いケガはしなかったが、足首が硬いまま無理をしていたら何か起きていたかもしれない。

そんなことは関係なく、今回の富士山は素晴らしく美しかった。前日の雨雪と強風で、空気が澄み渡っていたからか。登山の何よりのご褒美である。

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