新人レベルを卒業したらやること

はじめに

こんにちは。はちぽちです。
前回まで、新人の能力をどのように伸ばしていくかについて、説明してきました。

本記事では、新人の手が離れたら次にやるべきことは何かについて話していきます。
僕はSEという専門職なので、総合職の方のキャリアについてはわかりません。あくまで、1エンジニアの教育ということでご理解をお願いします。

1~2年が経過して新人がある程度育ってくると、「そろそろ一人で仕事をさせてみようかな」と先輩は考え始めるのではないでしょうか。
一方の新人も、そろそろ裁量が欲しくなってくる頃合いかと思います。
ちなみに、この需給がかみ合わない場合、せっかく育てた新人が第二新卒として市場で出て、消えてしまう可能性があります。
社内で次のミッションを与えることは、企業戦略上とても大切です。


社内のプロジェクト事情によりますが、だいたい以下の2つになることが多いのではないでしょうか。
・顧客折衝をさせる
・下にトレーニーをつけ、案件リーダーを経験させる

どちらであれ、失敗させないために会社として何をすべきなのか、これから書いていきます。

大切なのは誠実さとリーダーシップ

なぜここで精神論?と思うかもしれませんが、どちらも後天的に身につくスキルです。
そもそも個人として必要なスキルはOJTで身に着いているので、ステップアップするにあたり他人を巻き込んで仕事をするスキルは、そんなに多くないです。
あまり書くことはありませんが、それぞれ見ていきましょう。

誠実さ(真摯さ)

関係者全員に対してどれだけ真摯になれるかは、他人を巻き込んで仕事をしていくうえで非常に大切です。
稼働コントロールや上辺だけのマネジメントなど、そんなものは不要です。
現場の声を聞き、顧客の要望を吸い上げ、双方に対して最善の提案・立ち回りを行うことが、誠実であり真摯であるということです。
僕が真摯さを獲得するにあたり、非常に勉強になった2冊の書籍を紹介します。正直、これさえ押さえておけば、他に言うことはありません。
マネジメント(ピーター・F・ドラッカー)
1兆ドルコーチ

リーダーシップ

真摯さと比べたら、格段に耳になじむと思います。
集団を率いる能力と捉えがちですが、それだと利用する場があまりに限定的になってしまいます。
「仕事において発生するタスク・イベントを自分事として捉える能力」と定義しておくと、様々な場面で使えるようになるはずです。
リーダーシップについても良書があるので、紹介します。
採用基準

さいごに

今回は、新人の枠を卒業した若手をどのように育成すべきか書きました。
顧客折衝やプロジェクト管理ができるようになったら、後はどんどん大きな仕事を任せられるようになるでしょう。
会社としても競争力がつくので、ここまでの育成プロセスはぜひ試してください。

次回からは、少し違った観点で生産性向上について書いていこうと思います。

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