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摂食障害3年目、最近心が少し楽になったワケ 〜摂食障害を現状維持バイアスから考えてみる〜

みなさんこんにちは!
Hachiです☺︎

今回は私の摂食障害についてのお話と、

最近学んだ「現状維持バイアス」という脳心理から考えた、摂食障害との向き合い方についてお話ししたいと思います!

(きっとこの投稿は、摂食障害を抱えて苦しんでいらっしゃる方々が見てくれていると思うので、詳しい説明などはここでは省かせていただきます。
noteでの投稿はあくまで私の一意見であることをご了承ください。そして少しでも同じ悩みを抱えている人が一緒に楽になれたらこんなに嬉しいことはありません、、!)


<私の摂食障害について>



私が摂食障害になったのは大学1年生のとき。
今年で摂食障害になって3年目になりました😌


発症したきっかけや、経緯などは後日お話したいので、今回はサラッと触れるだけにしたいと思います、、!

私が今まで経験したのは、
・拒食
・過食(非嘔吐)
・チューイング 
です!


もちろん、吐きたいと思うときも何度もありましたし、試したこともあります。


でも上手く吐けなくて吐く時の辛さに耐えられなかったので非嘔吐でずっと過ごしてきた、、という感じですね。(笑)
(心の中で、過食嘔吐だけは絶対にしない!という思いも微かにありました。でも、そんなのどうでもいいから、食べ物を吸収したくない!太りたくない!という思いが出てきてしまうのがこの症状の厄介なところですよね、、。)

ちなみに、現在は過食(非嘔吐)と日々向き合っています!



<現状維持バイアスから摂食障害を考えてみる>

「現状維持バイアス?
なにそれ、難しそう。」と思った皆さん!

私もつい先日までその1人でした(笑)
仲間ですね!!

ちょっと難しい言い方をすると、以下の通りです。

現状を基準とし、変化を受け入れず固執する心理傾向

「はいはい、うん。なんとなくは分かるけど。
結局どういうこと?」

と思った皆さん!
私に説明させてください、、!

私たちの行動や思考は、脳によって操られていることがほとんどです。

そんな「脳さん」には厄介な考えがあります。

それは、

「努力して手に入れたものを手放したくない!」
「変わりたくない!」 

というものです。

摂食障害に置きかえて考えてみますね!

例えばあなたが、「過食or拒食をやめたい!」と思っていたとします。

でも、そう思ってもスパッと辞めることは難しいですよね。

それは、なぜか。

その理由は、「今の状態が心地よいから」です。

「いやいや、まってまって。私今の状態すごく辛いんだけど!そんなわけあるかい!!」

と思った皆さん。その気持ちめっっちゃ分かります、、(笑)

しかし、これはあくまで「脳さんの考え方では」ということです。

脳さんは強いのです、、。
あなたがどんなに意思の力でどうにかしようと思っても、脳さんは絶対的な権力を持っています。
ゲームで言うと、「無敵のラスボス」といったところでしょうか(笑)

なので、あなたが過食・拒食をやめたい!と思っていたとしても、脳さんはこんな風に考えているのです。



・「ようやく簡単にできるストレス解消法を見つけたのだから、手放したくないよ!」

・「食べている間は、食べることしか考えなくていいんだもん!おまけに高揚感もすごいからね。僕にはこれが必要なんだ!」

そして、さらに厄介なことに、
脳さんは「リスクを避けたい」「快楽を求めたい」と言う性質も持っているんです!



例えば、あなたに試験が迫っているとします。


試験が成功するか、失敗するかは分かりませんよね。むしろ、失敗するのでは、、という思いの方が強いかもしれません。


勉強と向き合うことは、ゴールが見えないトンネルを歩くようなものです。


先が見えない、暗い道をあなたは歩かなくてはいけません。

脳さんは「経験したことがないこと」「何が起こるかわからないこと」を極端に怖がります。

すると、どうなるか。

トンネルに入るよりも、トンネルの前にあったお菓子の家に入り、そこで過ごすことを選んでしまうのです、、!!

つまり、頭の中では、

今が最高だとは思わないけど、未知のリスク(現状以外に向き合うこと)にさらされるよりは、この習慣を続けていた方がマシ!

となっているのです、、!


<現状維持バイアスから抜け出る一歩を踏み出す方法>


ここまで読んでくれたみなさんは、
こう思っているかもしれません。


「摂食障害にも現状維持バイアスが関係していることは分かった。じゃあ一体どうしたらいいの??」

はい!大変長らくお待たせしました、、!

ここからは、私が実際にやってみて効果があったと思う対処法についてお話ししたいと思います🌷



①これまで摂食障害に費やしてきたものの価値を考える

まずは、これまでに費やしたお金と時間を出来るだけ細かく「見える化」することから始めました!

私は摂食障害になってからというもの、たくさんの時間とお金をこの症状に費やしてきました。

でも、実際にどれくらいのものを費やしたのか、
細かく計算したことはなかったです。

そこで、まず最初のステップとして、これまで摂食障害に費やした時間とお金を計算してみました!

<時間>

まず、摂食障害に費やしている時間を
1日最低5時間としました。(日によっても違いますが、あくまで"仮"で数値を出しました!)

時間の詳細は以下の通りです。
・過食時間
・過食の食べ物について考えている時間
・ダイエット情報を調べている時間
・過食後の罪悪感に襲われている時間
・過食後に無かったことにしたくて運動した時間

5時間×365日=1825時間

3年続いたので、
1825×3=5475時間
約228日
(228日間、24時間ずっと摂食障害と付き合っているといっても過言ではありません笑😱)


<お金>

摂食障害に使ったお金についても計算してみました!

詳細↓
・過食用の食料   3万円(1ヶ月)→36万円(1年)
・ダイエットサプリ        3万円(1年)
・痩せたくて通っていたジムの会費
 などその他の費用          12万円

1年で51万円
3年で153万円

細かいですよね。(笑)
でもこれくらい細かくやってみて欲しいです!!

自分がいかに時間とお金を摂食障害に費やしていたのかが分かると、なんかバカバカしくなってきます🤭(笑)

その上で次にやってほしいこと。

②この時間とお金があったら、自分は何をしていたのかを考える

私の場合はこんな感じです!

<時間>
・留学
・資格取得
・大切な人たちと過ごすこと
・ギターの練習
・旅行
・映画や読書などの娯楽を楽しむこと

<お金>
・お気に入りの服
・お気に入りのコスメ
・趣味のスクールに通う
・旅行
・大切な人たちとの交流費
・ご自愛グッズ


いや〜。沢山出てきますね。可能性(笑)
学生生活の3年間なので、
できたことは沢山あったと思います!


次が最後です!
①②を終えた後、これまでの気づきをもとにして
自分に質問してみてください。


③「この時間とお金を費やす価値が、摂食障害で得られる一瞬の高揚感に本当に存在するのだろうか。」

私、この作業をやってみて気づいたんです。



あぁ、私が摂食障害に費やしてきた時間とお金があれば、自分の毎日を楽しくできるようなことが、もっとできていたんじゃないかって。



でも!ここで悲観的にならないことが大切だと思うんです!

もしかしたら、
皆さんもこの作業をやっているうちに、

「失った時間とお金の大きさ」
「できるはずだったことができなかった自分」

について考え、自分を否定したくなる気持ちが出てきてしまうかもしれません。


でも、これだけは言わせてください。


自分で自分を責める必要はありません。


だって、その時のあなたには必要なものだったかもしれないから。


つらくて、逃げ出したくなるような現実を
あなたは何とか生きようとしていた。

それって現実から逃げていることじゃないと思うんですよ。

むしろ、頑張って向き合っていたんです。
毎日毎日を必死に生きていたんです。

この人生というゲームを生きるための回復薬が、たまたま摂食障害になってしまっただけなんです。

もちろん、このワークをしたからといってすぐに症状が治まることは難しいかもしれない。

でも、「気づくこと」にも意味があると思います。

私はこのワークをしてから、
こう考えるようになりました。

「あぁ。私、本当はこういうことがしたかったんだ。じゃあ、摂食障害に費やす時間を少しずつでもいいから、したかったことに回せたらいいな。」

ここで、大事なのは「べき思考」にならないこと。
「〜しなきゃいけない!」になると、自分がしんどくなるのは目に見えてます、、(笑)


だから、最近は「〜できたらいいな」と考えるようにしています!

摂食障害と向き合って3年。

まだまだ続くかもしれない、
克服できるのか、
自分は一生このままなんじゃないか、

と不安になる時も沢山あります。



でも、このワークをやって私自身の感覚では
少し光が見えてきたような気がしています!


摂食障害ってほんとに辛いですよね。
でも、そんな自分を否定し続けることも、
続けたくはないと思っています!



この投稿が少しでも皆さんの心を軽くできるきっかけに繋がればいいな、、と思います☀️

ここまで見てくださって、本当にありがとうございました☺️

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