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【詩小説】お月様からの なぞなぞ

大塚裕人さんの『【詩】月と宝物の鍵』
からインスピレーションをもらい続きの物語をハチママが勝手に書かせていただきました
裕人さんには、ご報告し了解を得ました

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【詩小説】お月様からの なぞなぞ

「鍵は、人々です」
月は言いました

ボクは、さっぱり
わかりませんでした

宝物の鍵が、人々?
なんのことだろう…?
宝物って本当に あるんだろうか…

月を見ながら
ずっとずっと考えました


そんなボクを月は、優しく笑って見ているだけでした


「ねぇ、お月様 笑ってないでヒントを下さい」

ボクは 大きな声で月に言いました

けれども月は優しく笑うばかりでした


「どうしたの!?」

可愛らしい声が聞こえました

女の子が心配顔でボクを見ていました

ボクは女の子に『お月様からの なぞなぞ 』の話をしました


女の子とボクが
あーでもない、こーでもない
と言いながら考えては笑っていると
大人や子供が、いっぱい集まってきました


皆んなにも 『お月様からの なぞなぞ 』の話をしました


大人も子供も、一緒になって
あちらこちらで
あーでもない、こーでもない
の大合唱


皆んな 楽しそう
謎は解けてはいませんが
皆んな みーんな 笑顔でした


それを見た月は、ニッコリ笑って

「ほら、素敵な宝物が たくさん♪
鍵は、人々です」
と言いました

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