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ラマダンは修行?お祭り?

 2021年のラマダンが4月13日から始まりました!今日はラマダンについて去年学んだことを書きます。

ラマダンとは

 ラマダンと聞くと、断食のことだと思われる方が多いかと思いますが、ラマダンというのは、イスラム暦の9月のことを指します。この1ヶ月は断食をしたり、お祈りをいつもより熱心にしたり、ムスリムにとって一年の中でも特別な1ヶ月なのです。

 1ヶ月も断食と聞くと、苦しくて辛い期間なのかな〜と私もずっと思っていましたが、去年彼と日本でラマダン月を過ごして、そうではないということがわかりました!

断食生活とは

 ラマダン期間中は、日の出から日没まで断食をします。水も飲みません。厳しいところでは自分の唾も飲み込まない人もいるそうですが、彼はそこまでしてなかったです。(ちょっと安心した😂)

 逆に言うと、日没後は何でも食べることができます。よくダイエットや健康志向で断食されてる方だと、摂取するのは野菜ジュースのみとかそんなイメージがありますが、イスラムの断食はそれとは違うようです。

 日没後、初めて食べる食事をイフタールと言います。英語だと、fast(断食)をbreak(破る)と言うことでbreakfastですね😉

 去年のラマダンでは、彼とイフタールの時間をチェックして、それに合わせて夕方からビッグミールを準備するのはワクワクしましたし、とっても楽しかったです!とにかくお腹が空いているので早く食べたい!って感じでした笑(だからと言ってイフタールの時間になったからガツガツ食らいつくのはあんまり良くないみたいです。)

 いきなりお肉などを食べると胃がびっくりしてしまうので、スープとデーツから食べ始めます。スープはレンズ豆を使ったものが多いのかな?デーツは最近テレビでもCMをしたり、スーパーでも売られたりしていますね!味は干し柿をもう少し甘くしたようなものです🤤

 その後は好きなものを作って食べていました。ハンバーガーとかフライドチキン、タコス、カナダのプーティンを作ってくれたり、結構ヘビーな料理を食べてたような、、💦 これはラマダンだからと言うより、彼が私よりヘビーな料理を作ることが多いというだけですね、、。

 そして、ラマダンの夜は長いです。日が出ている間、食べれないということは、日が沈んでる間に食べるのです!夜更かしして、日中起きてる時間を短くすれば空腹を我慢する時間も少なくなるので😂 去年も休みの日の夜はデザート食べながらNetflixを見る生活を送りました。この生活のほうが太りそうと思うのは私だけでしょうか、、。

 また、日の出前に食べる食事をスフールと言います。めちゃくちゃ早い朝ごはんみたいな感じです。彼はグラノーラとヨーグルトを食べていました😌喉が渇かないような食事を摂ることがポイントのようです。イフタールのあと一度寝て、日の出前に起きて食べる人もいれば、夜中中起きて食べている人もいるようです。日本で仕事をしていると、昼夜逆転生活はさすがに厳しいですね。イスラム圏だと、ラマダン中は勤務時間が変わるところもあるようですよ。

 こんな感じで、日没後に2食食べるので、思っていたより食べれる1ヶ月でした。もちろん日中は喉が乾くし、お腹が空きます。ただ、普段ご飯を食べれることへの感謝や、自分の欲と向き合うことのできるとてもいい期間でした。苦しいというよりは、信仰心を強くもって生活することのできる特別な1ヶ月という印象を持ちました。

 断食以外にもラマダンのことで残しておきたいことが他にもあるのですが、長くなってきたので今回はこの辺で!

 読んで頂きありがとうございました😌💗

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