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最後に投稿してからおよそ3年の月日が経った
今日偶然この書き置きをしていた場所を思い出して
覗いてみれば3年前の自分の文章に少し恥ずかしくなったのだが
3年経ってもなお自分はあの頃からあまり変わっていないようにも思えた
せっかくだからまた今日から拙いながらに
書き置きをしていこうと思う
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3年で変わったことは沢山ある
自分自身のことも自分を取り巻く環境も
3年前当時高校生だった私も高校を卒業して
某大手企業に就職した
世界はコロナ禍となり就職活動も就職後もイレギュラーばかり続いたが
日本の大学のシステムに少々納得できなかったこと
そこまでして学びたい何かを見つけることができなかったこと
必要経費に応えられる大学生活は私には不向きだとこの3つの理由から
社会に出ることを選んだ
1年目はただひたすらがむしゃらに働いた
周囲の環境や上司にも恵まれ
別れが辛く苦しいほど素敵な1年目を過ごさせてもらった
私の働く業界ではいわゆる人事異動が多く
2年目の今年 環境も上司も立場もガラリと変わった
弱冠20歳で実質部の2番手となった
1年目を育てて頂いた方々に成長した姿を見せたい
そんな一心で異動後もがむしゃらに働いた
ただ、環境も上司も変わった
思うようにならないことだらけ
上司本人は自覚のないであろう見えない圧力
1年目の環境が良すぎただけにかなりの打撃を喰らった
ただそんなわたしにも話せる人はできたし
質問、相談をしてくれる人もいて
やり甲斐がないわけではなかった
だからただひたすらに働いた
が、身体と心の向きが違うことにはこの時気づいていなかった
元々私は体も弱いし心も弱い
所謂精神科通いの人間である
薬によって日々の生活を支えてもらって
何とか日々を生きていた
ある日から突然胃の激痛に襲われるようになった
それも毎日
そのせいで食事もまともに取れず
体重と体力だけが失われていた
それでもなんとか出勤することだけは辞めなかった
でもある日とある事で問い詰められた
元々上司は残業をしない人で月の残業時間はほぼゼロに近い
私たちの業界ではそんな事は極稀、希少種だ
非正規の方にも残業をお願いするような世界だ
私も当然1年目でそれなりの残業はしてきたし
1年目の時の上司も月の残業時間はそりゃあすごかった、
残業を美化する訳ではないが
私の性格的にも残業させてもらえる事はありがたかった
ただその人は違ったようで
「なぜ残業をするのか」
「この日この時間何を何時間していたのか」
問い詰められた
持病の説明をしていなかった自分も悪いのかもしれないが
その圧力がいつしか恐怖としか感じられなかった
その場で持病のこと、今の体調のことを曝け出した
気づいたら呼吸もままならないほど泣いていた
もう限界だったのかもしれない
説明により多少の理解?と業務軽減をして頂けたものの
残業削減には結び付かず
連絡ツールにもA4用紙2枚分で これはなぜか
これはやめてくれ これはなんだ
そんな問い詰めばかり書かれた
もう起床が精一杯だった
ある日、食事が取れなくなった
体重が35kgを切った
激しい胃痛、腹痛、吐き気と逆流してくる胃酸に悩まされた
所謂胃潰瘍と逆流性食道炎だった
元々胃腸系の持病も持っておりその延長線上だろうとの事だった
見兼ねた母が主治医に診断書の発行依頼をしてくれた
「食事ができないのにどうやって働くの?こんなに痩せこけて体力もなくてもう見てるこっちが苦しい」
全くその通りであった
診断書を受け取り本社に郵送した
あの日以来職場には行っていない
私は休職中の身になった