シミはこうじの力で封じる!?~酒粕にも含まれる、こうじ菌の力とは。~
いつもありがとうございます。酒粕・発酵専門店「Hacco to go!」です。
新潟を本拠地に、酒粕を使ったジェラートやシェイク、調味料などの開発を行い、テイクアウトドリンクスタンドや小売販売などを通して、酒粕の魅力を発信している株式会社FARM8の酒粕発信プロジェクトです。
『酒粕にはすごい魅力がある!』と発信し続けるには理由があります。
Hacco to go!は、「カス」と呼ばれて使い切れなくなった酒粕が廃棄されていくのを救おうと立ち上げたプロジェクト。
それだけではなく、酒粕にはお米由来の栄養、更に発酵によって生まれる様々な栄養素や有効成分が、ペプチドを含め600種類もあると言われていて、捨てるのはもったいない!美容と健康に役立てる食材なのではないか!?と思ったからです。
その中で、酒粕が持つ有効成分はどのようなものがあるのか、人間にとってどのように有効なのか、ひとつずつ深堀りしていきたいと思います。
今回、深堀りしていきたいのは「コウジ酸」。
日本酒は、甘酒を作るときと同様に「こうじ菌」を使います。
この「こうじ菌(麹菌)」が生み出す「コウジ酸」には、女性が持つ「あの悩み」を解決できるかもしれない力を持っています。
今女性が気になるキーワードの一つ「シミ」。
酒粕がシミを無くすことができる?
悩んでいる方の為に、色々調べてみました。
そして、驚きの研究結果を見つけましたので、続きをご覧ください。
そもそも、シミができるメカニズムとは。
人間の皮膚、断面の構造は図のようになります。
大きく分けると、皮膚は3層に分かれています。
①一番上の触れる部分が「表皮」→古くなると垢となって剥がれ落ちる
②その下にあるのが「真皮」→コラーゲンや毛細血管、汗の出る組織など
③更に下になると「皮下組織」→主に脂肪
皮膚は内臓と違って常に外部にさらされていますから、日に焼けたり、傷が付いたりすると細胞がダメージを受けます。
でも、日焼けは自然に白くなったり、傷もいつの間にか治っていたりしますよね。
それは、真皮から新しい表皮細胞が生まれ、上へ上へと押し上げていき、一番上にある古くなった細胞を垢として押し除けて、毎日少しずつ生まれ変わっているからです。
表皮の一番下で生まれた皮膚細胞が、一番上の表皮になって生まれ変わるまで約28日。
これを皮膚の「ターンオーバー」と呼びます。
では、紫外線による「シミ」ができるメカニズムを見てみます。
【紫外線の種類】
①UVA・・・波長が長く、真皮まで到達する→細胞の奥まで届いてダメージを与える紫外線
②UVB・・・波長が短く、皮膚の表面を強力に焼く→皮膚を焼いて赤くする紫外線
実は、紫外線による「シミ」はこの【UNA】によるものが殆どです。
しかも、波長が長いためガラスも通りますし、地球に降り注ぐ紫外線の90%がこのUVAですから、季節やお天気などは関係なく年中通して私たちに降り注いでいます。
しかし、このUVAは通りにくいものがあります。
それは「黒い色」です。
細胞の奥まで届いてしまうと、体は「キケン!」と判断し【メラニン】という黒い色素を作ってUVAが体内に入り過ぎるのを防ごうとします。これが「黒い日焼け」ができるメカニズム。
通常なら「ターンオーバー」によって、黒くなった細胞もいつの間にか垢となって剥がれ落ち、白く戻るものですが、毎日たくさん浴びすぎたり、加齢やストレスなどによって肌にいつまでも残ってしまう部分ができてしまいます。
これが「シミ」の原因です。
シミを防ぐには「何を」「どうしたら」いいのか
紫外線によるシミを防ぐには、まず「紫外線対策」です。
一年間を通して降り注ぐ紫外線は、家の中にいても光が入るところに居れば自然と浴びてしまっています。
普段、お住まいの地域がどれくらい紫外線量が多いのか気象庁のデータで確認することができます。
太陽が降り注ぐところ紫外線も降り注ぎますから、完全に避けて生活するのは難しそうです。
その中でできることは、その照射量・時間を減らす工夫をすることです。
3つの工夫をあげてみます。
①日焼け止めを塗る。
■UVAを防ぐ値・・・PA+~++++
■UVBを防ぐ値・・・SPF~50
どちらも数値が大きい方が紫外線防止効果が高くなります。ご自分のお肌に合った日焼け止めを見つけましょう。
普段どれくらい外で活動するのかで数値を選ぶと良いと思います。
詳しくは、販売員さんにご相談してください。
②UVカット効果のある衣服を身につける。
最近では、UVカット素材の服が販売されています。特に屋外で活動するときはなるべく皮膚を出さないように、腕や首回りなどもカバーできるようにするのが理想的です。ただし、暑くなりますと熱中症の危険もありますので、風通しの良い物やなるべく日陰に入るなど、決して無理をしないようにご自分なりの調節が必要です。
③紫外線ダメージから回復に必要な栄養素を摂る
【アミノ酸】肌を作る素になるアミノ酸。動物性食品に特に多い。
【ビタミンA】代謝を促し、肌のターンオーバーを促進。
【ビタミンC】メラニンの生成を抑制、コラーゲンを生成。
【ビタミンB2】脂質代謝を促し、健康な肌を保つ。
【ビタミンB6】代謝全体を促し、肌荒れを防止する。
【ビタミンE】血行を促し、肌のターンオーバーを促す。
【リコピン】メラニンの生成を抑制、酸化防止効果、日焼け防止効果。
【コウジ酸】色素沈着防止、老化防止効果。
それぞれの栄養素を含む食品は下記の通りになります。
美白を目指す方は、これらを毎日適量バランスよく食べてみてはいかがでしょうか。
【アミノ酸】卵、牛肉、鶏肉、豚肉、イワシ、ヨーグルト、ローヤルゼリー
【ビタミンA】レバー、ウナギ、バター、チーズ
【ビタミンC】アセロラ、パセリ、パプリカ(特にオレンジ色、黄色)
【ビタミンB2】レバー、ウナギ、牛乳
【ビタミンB6】鰹、まぐろ、バナナ
【ビタミンE】ヒマワリ油、アーモンド、アボカド
【リコピン】トマト、トマトジュース
【コウジ酸】米糀、酒粕、日本酒、どぶろく
では、今回のテーマ「コウジ酸」を深堀りしてみます。
コウジ酸とは?
ずばり。世界が認めている「美白成分」です。三省製薬さんが初めてこちらの成分を登録されました。
コウジ酸は麴菌がつくる発酵代謝物。三省製薬が美白効果を見出し、皮膚科で効果を実証し、1988年に美白の有用成分として薬事法改正後の最初の美白有効成分として承認された。今では、国内外の美白化粧品に配合され、世界でもっとも有名な美白成分のひとつとなっている。
コウジ酸とは?に分かり易く答えてくれる動画がありますので、まずはこちらをご覧ください。
動画にもありましたが、日本酒を作る「杜氏」さんの手が、白くてキレイと言うところから、こうじにヒントがあるのでは?と研究が始まったようです。
確かに。
実際、本当にきれいな手をしていらっしゃいます。
このこうじを毎日の生活に取り入れたら、確かにお肌がきれいになりそうな気がしますよね。
実際、「コウジ酸」には以下のような働きがあります。
①黄ぐすみ(肌が黄色っぽく老化する現象)を防ぎ透明感のある肌にする。
②新しいシミだけでなく、何年も経過した古いシミにも美白効果がある。
③しわやたるみなど肌老化の原因となる炎症を抑える。
特に②の効果は、シミに悩む女性にとって「有り難い!」と思う方が多いのではないでしょうか。
美白有効成分の中でも分子の小さいコウジ酸は、確実に肌の奥に届いてメラニンの生成や炎症を抑えます。
実際に、黒い金魚をコウジ酸を溶かした水で泳がせると、黒い色素が抜けていくのだそうです。
こちらのリンクから黒い金魚の実験結果をご覧になってみてください。
金魚の黒い色素はメラニンです。コウジ酸の効果でメラニンが無くなるというのが、この実験から分かります。
杜氏さんのきれいな手。
白くなった黒い金魚。
酒かすにも含まれるコウジ酸の美白効果は、確実にあると言えるのではないでしょうか。
コウジ酸の取り入れ方
コウジ酸を積極的に取り入れてみましょう。コウジ酸で美白を目指すには、化粧品で外から、食べ物で内側からアプローチすると良いようです。
■コウジ酸入りの化粧品を使う
コウジ酸入りの化粧品は手作りもできます。
過去記事ですが、ご参照ください。
更に、サリチル酸(ターンオーバーを促進する)や、ビタミンC誘導体(メラニンの排出を助ける)など、コウジ酸の美白効果を助ける成分が含まれた、美白用美容液を根気よく長期間使ってみましょう。
■コウジ酸が含まれた食品を選ぶ
こうじから作る甘酒・日本酒・どぶろく・酒粕を毎日の食習慣に。
甘酒は砂糖の代わりに使えます。飲むだけでなく、甘みをつける調味料としても活躍してくれます。
日本酒やどぶろくは、普段からお酒が飲める方は是非。毎晩、適量な摂取で体も温まり、美肌にも良いのでおすすめです。ただし、飲み過ぎはダメですね。
酒粕はこれらの食品の中での一番おススメ。その理由は。。。
①コウジ酸を含むだけではなく、美白成分のアルブチン、抗酸化物質であり予防美白に効果のあるフェルラ酸を含むため、単体だけではない効果が期待できる。
②こうじ菌だけでなく、酵母の発酵も経ているので更にビタミンB群が多く、こうじの甘酒には無いアミノ酸やペプチドなど、体に有効な成分が更に多い。
③他の食材にはほとんど見られない「レジスタントプロテイン」を含む。これは腸の中で余分な脂を強力に吸着するため、皮脂バランスを整える効果も。
酒粕は、普段から食事やスイーツにも使える万能な食材です。
酒粕商品を使ったことが無いという方は、ぜひHaco to go!のリンクをリンクをタップしてみてください。
まとめ
コウジ酸の効果は、リンクの金魚の写真が衝撃的でした。
女性(いえ、最近は男性も)にとって、「シミ」は大敵ですし、無くせるならなくしたい物。
太陽が降り注ぐところ、全てにUVAと言う強力な紫外線が降り注いでいるため、なるべく当たらないように気をつける必要があります。
後は、コウジ酸を信じて毎日の習慣にしてみること。
甘酒は麹菌の宝庫。ただし発酵ではなく糖化という作用で作られています。酒粕にはこうじ菌、酵母、乳酸菌などのたくさんの菌が関わっていて、日本の代表的な発酵食品です。こちらには、麹菌だけではなく発酵から生まれた有用な成分が600もあると言われ、こうじ菌の美白効果を助ける成分も豊富に含まれています。
シミに悩む方は、コウジ酸が含まれる化粧品を根気よく使い、酒粕を毎日の食習慣にしてみませんか。
酒粕を無理なく毎日続けられる商品はこちらから。
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