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転職活動記録。

入社したい会社が見つかったものの、求人票を見ればみるほど採用される気がしない。

福岡県の事務職の人気の高さ。コロナによる労働市場の変化。この時期の転職活動が厳しいことは、10年近く人事・総務職に携わっていた私には、想像しやすいものだった。それでもヒントはないかと、人事職の友人に相談することに。すると友人はこう言った。「最後はフィーリングかな」「他のメンバーとの相性だよ」。

たしかにそのとおりだ。予想どおりの答えでもあった。けれどもこのとき、足踏みしていた気持ちが吹っ切れた。

就職活動は、努力だけではどうにもならない。だったら私は、私らしく挑戦しよう。

戦略マップを作成

さっそく私は、面接に挑むにあたって「戦略マップ」を作成することにした。

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作成した「戦略マップ」

転職とはマッチングだ。

私がどんなに企業を好んでも、企業から興味を持ってもらわなければ成立しない。だとすると、自己分析や自己アピールを考えるよりも、まずは企業を知ることからはじめた方がいいのではないだろうか。

それから私は、企業の社長や人事になったつもりで、企業がどんな人材を求めているのかをひたすら考えた。そうして思いついたのが「戦略マップ」だった。

この戦略マップに、企業視点と自分視点を書き込んでいく。すると次第に「企業」と「自分」の重なり合う点が見えてきた。

3000文字の志望動機

一時面接はWEB選考だった。

ここでは履歴書と職務経歴とはべつに、3000文字程度の志望動機を応募フォームに書き込んだ。

志望動機にしては長文だが、書いた理由は二つある。一つは求人サイトに「当社での展望や意欲を、ぜひアピールしてください」の文字を見つけたから。これは絶好のチャンスと思い、遠慮することなく思うままに書いてみた。

もう一つは、応募者の中に埋もれないようにするためだ。採用者は、一度にいくつもの応募に目を通す。その中で、少しでも印象を持たせるにインパクトを持たせたかった。

提案書とパソコン持参

書類選考を突破したら、次は一時面接。が、面接(口頭質問)の準備は一切なし。意図してそうしなかった。

私は普段から、人見知りせず誰とも気軽に話す性格だ。面接で多少緊張し、たとえ上手に話せなくても、面接官の話をしっかり聞き、考え、言葉にしたほうが、自分らしく話せるような気がしていた。
 
とは言え、アピールは欠かさない。面接には、独自に作成した提案書とパソコンを持ち込み、プレゼンテーションを行った。

書類選考が「過去」の実績であるならば、一時面接は「未来」だ。

企業に、私が入社したイメージを持ってもらえるために、この方法を思いついた。内心、断られることだって想像した。最終的には、断られたらやらなければいい。準備しなければ、やることもできない、という答えに行き着いた。

こうして一次選考と最終選考を通過し、内定をいただいた。

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実際に提出した「提案書(A4用紙)」の一部

戦略的面接とは?

今回私が就職活動するにあたり、参考にしたnoteがこちら。

特に後半に書かれている①「ダメ元」で提案する②「戦略的である」ことは、私の背中を押してくれた。

ここに、あえて三つ目を付け加えるなら、「書く」スキルを身につけることをお勧めする。

書くスキルが上がれば、履歴書や職務経歴書、志望動機で、自分の考えを表現できる。「書く」を続けると、自分を客観視でき、面接にも役に立つ。

「書く」スキルは、あらゆる場面で助けてくれる。

準備が整ったら、後は行動する勇気をもつ。そして「やり切った!」と思える面接を目指す。なぜなら面接は、私(求職者)の価値を決める場所ではなく、自分自身を表現する場所だから。

わぁぁーーーー!!が、、、頑張ります!!