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30日目 インドヨガ合宿クライマックス〜涙の実技試験編〜


筆記試験が終了し開放的な気分になったのもつかの間、今度は実技試験の日が来てしまった。これさえ終わればヨガとカレーと英語漬けの日々から開放される。早く試験の日が来ないかなぁと後ろ向きな理由でその日を心待ちにしていたのだが、この試験の内容がなかなかハードだった。

試験内容は、ホンモノのヨガレッスンよろしく自分が講師役となること。生徒役は20人弱の同じスクールのメンバー。講師役1人45分×3回の計135分間が1レッスン、つまり3人1組のチームでレッスンのシークエンス(ポーズの順番)や雰囲気を決めていく。


ー待って。生徒役が20人もいるとか聞いてない。


他の人の体験記では、講師役1人に対し生徒役3人とか、マンツーマンで教えているのを先生がフラッと巡って採点するとか、そんな程度だった。
こんないきなりガチな…そもそも私の英語、20人全員理解してくれるの…?いや、将来的に大所帯クラスを持っても大丈夫なように!っていうこの夢はでっかくっていう心意気は良いと思うんですけど…。

まあチーム形式なら万が一のときはチームメイトに助けてもらえるし、この方法でむしろよかった、と気持ちを(むりやり)切り替えた。

チーム決めの結果、私のチームは「当たり」だった。皆のリーダーポジションでヨガに詳しく真面目なアメリカ人のアナと、メンバーの肝っ玉母さんポジションで明るく朗らかなイギリス人のブリトニー。良いメンバーに当たった、と嬉しくなり、この三人がチームメイトで良かった!とお互い抱き合った。

ここで私は知ることになる。


どんなメンバーであれ、チームに揉め事はつきものだと。


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インドでヨガをしようと考えている人、ダラムサラへの旅行を考えている人、旅エッセイを読みたい人、色々な考え方に触れたい人に。

全米ヨガアライアンスの資格(RYT200)が格安で取れると聞いてインドに1ヶ月ヨガ合宿した話。ヨガ初心者、英語日常会話レベルLow、カルチ…

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