26日目 国同士のいざこざを解決する方法

ヨーロッパはうまくやってるなー、という話。

日本と中国はどうして仲が悪いの、と聞かれた時、イギリスとフランスも仲悪いって言われているけど実際はごく一部の人が悪口を言い合ってるだけだよね、あれと同じだよ、と答えた。

たぶん、この返事は間違っている。

イギリスとフランスの仲の悪さと、日本と中国の仲の悪さは、同じじゃない。ごく一部じゃなくて、人口の半分くらいの人が、お互いにマイナスの感情を持っているように思う。

近代まで比較的平和にやっていた日中韓より、大昔からずっと戦争をしてきたヨーロッパの方が仲が良いとは、これいかに。昔は陶器や昆布を輸出入しあった仲なのに、いつからこんなにややこしくなってしまったのか。

昔、国際関係の授業で、欧米諸国が友好関係を築いているのは隣国を戦場にしなかったから、と習った（世界大戦後のいざこざも少なく賢いやり方ですね、その代わり代理戦争の舞台になった中東は今も泥沼ですけど、と皮肉を交えて）。

対して日中韓が未だに揉めているのは、日本が相手の本土で戦争をしてしまったからだと。

そしてその時のわだかまりが、今も続いているからだと。

そう習ったけれど、本当にそうだろうか？