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【はじめてのMBA】英国MBAとは①

Shwmae! UWTSD MBA日本事務局です。

今回はUWTSD MBAプログラムのご紹介です。国立大学の修士課程のため成績評価は厳格です。英国MBAのコースがどのように決まっていくのかをご紹介します。

コース内容、テスト内容を事前に英国チェック

コースの内容は日本で作られます。実務経験率80%・博士号取得率64%という実践とアカデミックの両経験を持つ講師により作成されます。MBA修士課程なので内容はベーシックなカリキュラムです。MBAでは知識でなく原理原則を学びます。最先端の事例(=知識)を学びたい方はMBAプログラムでなく、一般のセミナー受講をお勧めします。学ぶ内容についてはこちらの記事

そして、作成したカリキュラム、テスト内容を英国本校に送ります。本校のチェックでカリキュラムを修正となるケースもあります。実際にそのやりとりは毎回何かしらあります。そして、ようやく承認されてコース内容が確定します。

本校チェック

点数が確定まで4段階

テスト結果の点数が確定するまでは4段階を経て確定します。まず、日本で1stマーカーと2ndマーカーがそれぞれ採点します。その採点の整合性について2人のマーカーが協議します。その2人のやりとりでテスト点数がどのようにして決まったかを議事録に残します。続いて、英国本校の審査です。審査は2回実施されます(プレ審査・本審査)テストは日本語で回答しているので英国へは翻訳して送っています。英国でも協議されて、ここまでしてようやく点数が確定します。このやりとりを学生全員分行います。時間はかかりますが公平性、質を担保した厳格な評価となります。※ちなみに英国の本審査では第三者評価機関も同席して、審査の様子がチェックされながら進行します。ちょっと何がどうなっているかよく分からなくなります(なりません)

採点は学問のプロのみで実施されますので、事務局は採点の中身には一切関わりません。しかし、事務局も何もしないわけではないです。採点講師とのスケジュール管理、英国本校とのやりとり、英国の審査への出席等々。成績という学生皆様の学びの成果を取り扱うのでとても慎重になります。特に成績最終審査はとても緊張して参加します。採点の中身についてはコメントはしません。

テストは4段階

英国本校も第三者評価機関のチェックを受けます

先程も少し触れましたが、英国本校も第三者評価機関のチェックを受けます。QAA(The Quality Assurance Agency for Higher Education)(高等教育品質保証機関)という機関です。英国全ての国立大学はQAAにより学業の水準をいかに維持しているかをチェックされます。そのため、英国国立大学MBAは品質が保証されたMBAとして世界でも認められています。第三者の評価はとても重要です。

英国と異なり、第三者評価機関のない米国や日本はMBAプログラムは、品質保証のため国際認証を取得せざるを得ない状況となっています。国際認証によりプログラムの質を担保しています。

第三者評価品質

日本にも同じ流れが

ちなみに、少し話がそれますが現在の日本でも第三者評価機関設立との流れが出てきています。令和2年9月に日本学術会議より「わが国の経営学大学院における教育研究の国際通用性のある質保証に向けて」という提言が出されています。これはMBAという肩書を発行するスクールが増えて、その品質にバラツキがあるためとしています。品質保証のため学位論文執筆を重視するなど方向性に触れています。「論文を執筆してこそMBA」というのが日本でも近い内に当たり前になってくるかもです。詳しくはこちらから

そこまでするから英国MBA

英国に話を戻しますが、そこまでするから英国国立大学の修士として認めれらるのであり、MBAホルダーとして名乗れるのです。そして、英国の国立大学の卒業生として名前が残すことができます。

なかなかお固い段取りについて説明しましたのでMBA取得は難しいかもと考える方もいるかもしれませんが、その必要はございません。取得が難しすぎるというものではないです。大切なのは時間管理。それについてはまたご案内します。大変かもと思うより、自分の成長につながるという前向きなマインドで是非とも受講してみてください。学びは必ず成長につながります。

そこまでするから英国学位

本日のまとめ

・コース内容、テストは事前に英国チェック

・テスト結果も4段階(日本で2段階、英国で2段階)で確定

・英国本校も第三者評価機関の審査を受ける

(・日本も第三者評価機関の流れ)

・そこまでするから英国修士。国立大学に卒業生として名前を残せる

Hwyl Fawr!

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