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変化を嫌う学校組織の中で唯一変えられるもの

ここ20年の急激な時代変化によって、私たちの環境は大きく変わりました。

インターネットが当たり前の時代、働き方改革、変化に伴う私たちの価値観の変化。

時代の変化と共に学校現場も少しずつ変化してきました。

私が公立の学校教員になったのは2009年。そこから退職した2020年の11年で変わったことも多くあります。

・出席簿:初任者の頃は手書きでしたが、パソコンで管理するようになった
・パソコンの普及:初任者の頃は自分のパソコンを学校にもっていって使っていた
・夏休みの部活動:昔はどれだけでも活動してよかったけど、今は制限あり
・電子黒板の導入 / ICTの活用
・ユニバーサルデザインの考え方
・要録:昔は手書きだったけど、電子化

挙げてもキリがないほど、多くの変化がありました。

変化したといえども、その変化の多くが、対応が「遅い」と思うことばかりでした。

エアコンの導入もやっと2年前に多くの学校で普及されました。
トイレが和式から洋式になったのも約5年前。いまだに和式のところもまだあるかと思います。

一人一台タブレットと言いながら、電子黒板の普及もまだまだ。

とにかく、学校は社会の変化についていけていない、と常々思ってきました。

原因は「予算がないこと」だと思いますが、予算予算で、本当に大事な教育がとても遅れています。

私は数年前に他国の教育視察に行かせてもらったので、現地の学校をいくつか回りました。

数年前でも、今の日本のようにタブレットや電子黒板を使っているのは当たり前でした。(国にもよると思いますが)

私は現役時代にも、変化の必要があることを、県の教育委員会の人に話したことがあります。

その方には同意はしてもらえたものの、「私たちにはどうにもできない」「文科省次第だ」そんなことを言っており、半分諦めている感じでした。

県の教育委員会が「できない」ことを、学校が、ましてや一教師が変えようとしても、やっぱり難しいですよね。

私はそのとき、正直なところ、「教育の未来はない」、と思ってしまいました。

だからこそ、口から出てくるのは文句ばかりになります。多くの先生方が愚痴ばかり。すごく悲しいことです。でもその気持ちもわかります。私もそうでした。

コーチングや「7つの習慣」を学ぶ中で、「自分が変えられないものをどのように対処していくか」ということを学んできました。

学校は変えられない。校長も変えられない。教育委員会も変えられない。文科省も変えられない。

変えられない変えられない変えられない

の中で、「変えられるもの」

それは、ただ一つ「自分自身」です。

私は昔から、とても好きな言葉があります。

相田みつをさんの「しあわせはいつも自分のこことがきめる」です。

「7つの習慣」では、まずは、変えられるものと変えられないものを明確にする、という【影響の輪と関心の輪】という箇所があります。

詳しくは別記事で書きますが、

変えられないものを「変えられない」と嘆くのではなく、その中で自分は何ができるのかを考えること、そしてそれを日々コツコツとやっていくこと。

それがとても大事なのです。

「しあわせはいつも自分のこことがきめる」

考え方一つで、幸福度や人生の満足度は変わります。

その考え方ができるようになるのが、ライフコーチングや「7つの習慣」の実践会だと思っています。

※「7つの習慣」読書会&実践会については、別記事で案内します。
※ライフコーチングについては以下のリンクで確認できます。



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