【📚ナマケモノの読書習慣57冊目　　やる気を引き出し、人を動かす リーダーの現場力📚】

「やる気を引き出し、人を動かす リーダーの現場力」
著　迫 俊亮

★★【この本を一言で】★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 リーダーとして大切なものが何なのか、様々な事例から分かり易く理解できる１冊‼️☺️

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本日ご紹介する著書は迫 俊亮さんの著書「 やる気を引き出し、人を動かす リーダーの現場力」です😊

最近、「リーダーとして大切なことは何か」を学ぶために、

リーダーに関わる様々な本を探しているのですが、その時に見つけた１冊です☺️

著者の迫 俊亮さんは、ミスターミニットという会社の代表取締役社長で、

ミスターミニットの業績をどのように回復させたのか、

タイトルにあるように「現場重視」の視点からとても分かり易く記されていました😊

『この会社で、僕は社長として何をしたのか？

革新的な戦略を打ち出した？　

カリスマ的なリーダーシップで会社を引っ張った？　

外資系からエリートを大量に採用した？　

いや、どれも違う。 

僕はひたすら、 会社のすべてを現場中心につくりなおしてきた。

現場を徹底的に尊重し、「現場軽視」につながる施策はすべて廃止した。

経営と現場の間にあった深い溝は、コミュニケーションによって地道に埋めていった。

現場が持つ可能性を最大限に発揮できるための「仕組みづくり」もどんどん進めた。

僕にもし他のリーダーと異なる点があるとすれば、現場を動かす力、つまりリーダーとしての「現場力」を人一倍重視したという一点に尽きるだろう。』

これは本文の抜粋なのですが、この文章から分かる通り、

相当「現場」を大切にした考えで経営されており、

大変な苦労をされながら、その思いが現場の社員一人ひとりに届き、

業績を回復されたのは、読んでいて本当に感動いたしました☺️

今回はそんな著書の中から３つの文章を厳選に厳選を重ね、ご紹介させていただきます💪🏾
 
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ミスターミニットが業績不振に陥っていた理由は、明白だった。

もちろん、さまざまな要因がある。

だが、そのすべての根っこは同じだ。 

現場と経営の溝、そしてその根幹にある経営サイドの「現場軽視」だ。

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改めて、になりますが、業績不振に陥っていた最も大きな理由として、

現場軽視が挙げられていました。

具体的にどのような事かと言うと、

経営側は、

「自分たちが賢い戦略を立てているのに、どうして現場は言われた通りに動けないのか」と考えており、

現場は、

「現場を知らないやつが的はずれな戦略を押し付けてきた」と経営側の意見を無視する。

そして、さらに可愛そうなのが、その両方からプレッシャーを受ける中間管理職やエリアマネージャーの方々。。。
なぜこんな事になったのかと言うと、

「事業の本質で、最大の収益ドライバーが現場である」

と言うことを経営側が腹の底から理解していないから、と紹介されています。

確かに、このような例は私自身の働いている会社でも起こったことがあります😚

売り上げを確保するために本部から新しいサービスを提案するように連絡がくるのですが、

「・・・いや、今の現場の状況から無理でしょ？」

というものがあります😚

そう思った瞬間、一気にやる気が無くなってしまい、あまり結果に結びつきません。

ただ、実はこの状態は現場が悪い訳でも経営が悪い訳でもないと

本書では紹介されています🙄

『腐っているのは現場でも経営でもなく、現場と経営をつなぐパイプ だ。』

このように紹介されています。

確かに、お互いにやろうとしていることは悪いことではないので、

うまく連携が取れれば効果を発揮する可能性があります☺️

このパイプがとても大切と言うことをまずは理解しました😎

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戦略より仕組みより大切なもの

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  ・・・仕組み狂いの私にとって、大変興味深い章でした笑

仕組みさえうまく行けばある程度回っていくのではないかと考えていた私にとって、

この部分は「ハッ」とさせられるシーンでした😚

本書を抜粋させていただくと、

『僕（社長）は、ミスターミニットの過去と現在の状況とこれからどうしていこうと考えているのか、

そして「主要課題はこれとこれで、それに対してこの仮説にもとづいた戦略を打ち出し、

こういうマイルストーンを設定して……」と、自分なりにベストだと思える改革プランを一生懸命語った。

さあ、この戦略は、プロの経営者にどう評価されるだろうか？ 

しかし澤田さんの口からは、思ってもいない言葉が出た。

「うーん、ウザい」だ。
                
「靴修理屋の社長じゃなくてさ、マッキンゼーのコンサルタントみたいなんだよね。

きみの言っていることは、多分正しい。

でもいくら正しくても、 29 歳の社長がいきなり頭の良さそうな正論を話してきたら、社員にとってはウザいだけだよね？　

誰もついてこない。むしろ敵だよ」 』

・・・自分で考えた戦略を、「ウザい」と一蹴されてしまったそうです笑

ただ、後半部分の「ウザい」と言われてしまった理由は確かにその通りだと思います😚

いきなり来た、特にまだ現場も理解していない人が、

さぞ正論そうなことを振りかざしてきたとしても、現場は全く受け入れることは出来ません😚

確かに、ウザいです笑

だからこそ、

新米リーダーが最初にしなければならないことは、

正論を振りかざすことではなく、みんなの信頼を得ることとも紹介されていました😁

・・・新しくリーダーになる際、必ず覚えておきたいと思える内容でした😊

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「リーダーとは、フォロワーがいる存在である」

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最後はリーダーの定義についてご紹介します😊

本書では、リーダーとはフォロワー、

つまり支持してくれる人、「leader」の文字どおりついてきてくれる人がいる存在

と紹介されています。

また、

「ちょっと面倒くさいけど、あの人が言うなら一肌脱いでやるか」

「あの人を支えたい、ついていきたい」　

と言うように思ってもらえる存在こそがリーダーであり、

逆に、信頼してついてきてくれる仲間たちがいなければ、

いくら権限が大きく、役職が高くても―それこそ社長であっても、

リーダーとは呼べないということでもある、とも紹介されています☺️

だからこそフォロワーがとても大切になるのですが、             

それでは、フォロワーを増やすにはどうすればいいのでしょうか？

本書では、

相手から「信頼されよう」と気負う必要はなく、

こちらから相手に敬意を持つだけでいい、と紹介されていました😁

なんだ、それだけ？と思われるかもしれませんが、

その敬意は、決してブレてはいけないとも書かれていました。

四六時中敬意を払うために、オンとオフを無くすことが大切、とも書かれていました😊

フォロワーに対しての言葉遣いなどもそれに当たります。

こう考えると、「リーダーとしてしっかりしなきゃ」というプレッシャーよりも、

フォロワーが気持ちよく働いてくれているか、

ということを重視することが大切なので、そこまで考えすぎる必要は無いことが分かります😊

初心に戻る時に思い出したい事実でした😊

今回は以上です🍀