【講習】読みの困難さと視機能・視覚認知【受けてみた】
あいさつ
私は合同会社はびりSPOTのCOOですが日々児童発達支援&放課後等デイサービスで言語聴覚士・保育士として支援もしています。
日々講習や書籍などで学んだことをアウトプットし、学ぶことの大切さや療育を全てのお子様に提供できたらと思いつつ、少しでも役立つ情報を発信できるよう書き綴っています。
キーワード
奥村智人 オプトメトリスト ビジョントレーニング 学習障害(LD)
まとめ
奥村先生は学習障害を視覚から支援を考えられる日本で数少ないLD専門のオプトメトリストでした。
はじめに
私個人が受けた奥村先生の講習は令和3年に入って3回目になります。
全て視覚に関連した題目だったのですが、毎回話の内容に変化や奥深さがあり知識や経験値の多さを感じます。
奥村先生は大阪医科薬科大学LDセンターで働かれているそうです。
LD学会(LDセンターが本部)に入っている私としては一度大学で学んでみたいと考えていたりします。(会社が軌道に乗るまではそんなことを言ってる場合ではないですが。)
他の情報として、奥村先生は様々な書籍や検査を出されており、例としてビジョントレーニングの本や視覚認知・機能の評価に関する本、WAVES
という学校でも取り入れ始めている検査など、臨床上役立つ本や検査に関わっています。
視機能・視覚認知に対してそこまで詳しくない言語聴覚士(ST)を初めとした支援者がLDという読み書き計算だけでなく視覚にも支援が必要な子の支援に困ったとき、奥村先生についていけば何をしていいのか、まったく分からないところから支援に繋がる所までスキルアップできると考えています。
その理由については別途書籍レビューなどで詳しく書き綴りたいと思います。
どんな人が役に立つ情報なの?
メインの対象はLD(視覚認知・視機能)ですが当事者向けではなく、なぜこういったことが起こるのかという本質的な話から評価、訓練及び支援方法も含めた話だったので支援者向けの話になると考えます。
LDの支援者の中でも視能訓練士、作業療法士、言語聴覚士の先生方が特に役立つのではないかと考えています。
順立てて説明するとまず
1.視能訓練士の先生は名前の通り目に対してアプローチします。
2.作業療法士の先生は目と手の協調ができるようアプローチします。
3.言語の先生は読み書き(文字)の処理についてアプローチします。
このように役割が違い、目で情報を捉え、それを手と組み合わせて使えるようにし、特定の情報(主に文字や数字)を処理できるようにしていきます。
療育の現場では職場に視能訓練士がいることは稀ですし、言語聴覚士と作業療法士が一緒にいる所も稀ですし、複数の職種が同じ子を支援することも稀ではないかと思います。
当施設では作業療法士と言語聴覚士が共同で支援することもあり、理学療法士の先生が目を動かす土台となる体幹のトレーニングもやって頂くこともあり、LDの支援に適した環境になっています。
どんな情報が聞けるの?
視機能、視覚認知、視覚的注意、ビジョントレーニング、アーレンシンドローム(視感覚)発達性協調運動障害(DCD)、合理的配慮(ICT機器)など。
これらのことに対してよくわからないし本を買って読んだり講習を受けるのはハードルが高いなぁという方に無料で視聴できる動画が講習の中で紹介されていたいたのでURLを載せておきます。
眼球運動の解説動画
https://youtu.be/426rXf4VM5Y
見る力の分類 解説動画
https://youtu.be/TsusSr0ObEA
DCDの解説動画
https://youtu.be/J7onJHCZMJU
e-Pat解説動画
https://youtu.be/Qb6Y3DGtxoo
iPadを活用した書きの合理的配慮
https://youtu.be/endBGtjJ5Fo
最後に
オプトメトリストの先生は言語聴覚士以上に数が少なく先駆的に研究レベルで行っている先生となるとさらに数が限られると思います。
そんな中、検査・評価方法から訓練・支援方法まで説明して頂ける先生は奥村先生ぐらいではないかと思うほどです。
今後も、奥村先生の話を基本としながらLDの支援に活かしていきたいと考えています。
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