見出し画像

クミンを使わないカレー

今、スパイスカレーを作りながら、noteを書いている。玉ねぎを飴色に炒めるまでに十数分かかるので、空き時間を使って。

カレーを作る時は台所に好きなものを持ち込んでいる。今日はインドの青鬼というクラフトビール、坂口恭平さんの本、ラッパーの宇多丸の対談ラジオを持ち込む。カレーができていく匂いを感じながら、ビールを飲んだり、本を読んだり、音楽を聴くのが気持ちいい。もはやカレーを作ってるのがサブっぽい。でもいいんだ、スパイスカレーはフリーキーなんだから。

そして今日はクミンを使わずにカレーを作っている。なんだったらターメリックもレッドペッパーも使っていない。読んでくださってる方は、スパイスカレーを作ったことない方がほとんどだと思う。それでもこの奇妙さを伝えたいので音楽バンドで例えると、クミンとターメリックとペッパーを使わないのは、ギターとベースとドラムを使わないようなもの。無理やろ。

タンバリンやトライアングルや、中国の琴みたいなよくわからない楽器だけでバンドつくる感じでカレーを作ろうとしている。絶対売れなさそうな、インディーズバンドみたいな布陣。スパイスカレーを作って7年目で初めてのチャレンジ。ちゃんとできるかどうかわからない。ドキドキしてる。でもいいんだ、スパイスカレーはフリーキーなんだから。

挑戦的なスパイスの組み合わせは、金沢のスパイスブランド「INSPICE」さんのシンフォニーNO.3。いつもはミスチルを聴いてるのに、インディーズのCDを買ってきて、CDプレイヤーでボタンを押すドキドキ感。

どんなものか口にする。既にビールは一缶空けていて、立山酒造の日本酒に氷を入れて呑んでいる。要するに酔っていて味がよくわかってない。

なので適当に読んで欲しいが、甘い。玉ねぎの甘さが引き立っている。なぜかペッパーいれてないのにピリッとする。なんでだろうって思ったら、ししとうを入れたせいだった。入れたの忘れている。やっぱり酔っている。

これはカレーなのか!?って賛否両論が生まれそうな風味。でも僕は全然あり。スパイスカレーの可能性を拡がった。Amazonで自動スパイスミルをポチった。自家製スパイスブレンドでインディーズカレー作るの楽しみ。

いいんだ、スパイスカレーはフリーキーなんだから。

この記事が参加している募集