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今できることをやっていく中で得たもの-2023年オタク活動記録・ラブライブ!編

年の瀬も迫ってまいりましたが、皆様如何お過ごしでしょうか。私的には有馬記念もホープフルSも虹ヶ咲6thライブ愛知公演もゆくm@sも終わって、今年の活動は一段落かな……などと思っている頃合いです。いやまだ東京大賞典があるんですけど……
さて、今年は自分の趣味の大きな軸であるアイマス、ラブライブ、競馬とも色々変化だったり大きな体験だったりがあって非常に充実した一年になったと感じました。せっかくだからそのへんをきちんと言語化して残しておきたいので、ラブライブ!編・競馬編・アイドルマスター編の全3回で今年のオタク的アクティビティを振り返っていこうと思います。
まずは虹ヶ咲6thライブが終わったばかりのラブライブの話から。
主に虹ヶ咲と蓮ノ空がメインの話です。


◯虹ヶ咲を巡る激動の日々の中で

ご承知の通り、私はラブライブは虹ヶ咲をメインに追っているわけですが、今年は本当に激動の一年でした。
1月からの「にじよん!あにめーしょん」放映、その裏で3月まで間断なく開催されたユニットライブ、優木せつ菜役・楠木ともりさんの勇退と林鼓子さんの加入、4月から全国6都市を回ったファンミーティングツアー「にじたび」、新作OVA「NEXT SKY」の劇場公開、スクスタのサービス終了、異次元フェスへの出演に声出し解禁後初のナンバリングライブとなった6thライブ愛知公演。気づいたらほぼ毎月なんだかんだと動きがありました。

そのすべてを追いかけることは流石にちょっと難しかったのですが、私にとっては虹ヶ咲を応援する「あなた」の一人として、出来る範囲のことを考えて、行動に移してきた日々だったように思います。

以前に5thライブ有明公演の感想を書いたとき、「ようやく自分にも「あなた」としての自意識が芽生えてきた」という話をしました。その体験がやはり自分と虹ヶ咲というコンテンツの関係におけるターニングポイントになったのは間違いないと思います。それを踏まえたうえで、虹ヶ咲というコンテンツの動きを出来るだけ追走しながら主体的に楽しんでいこう、というのが今年一年における私のテーマとなりました。

その原動力になったのは、やはり楠木ともりさんの勇退にまつわる一連の出来事でした。特に、ハッシュタグ企画「#世界は青いはず」せつはる合同への参加を経験したことは大きかったなと思います。その時のことはこちらの記事に書き留めてあります。

たとえ別れが待ち受けているとしても、それをきちんと受け止めて、できるなら笑顔でそのときを迎えたい。そう思って初めて主体的に企画へ参加したことは、私にとって虹ヶ咲、ひいてはラブライブというコンテンツ全体との関わりを一歩進める大きな契機となりました。

もう一つ、大きな節目となったのはスクスタのサービス終了です。これについても、ハッシュタグ企画「#忘れない僕たちのDays」へ参加できたことが大きかったです。

私はスクスタを始めたのが遅い方だったので、そのすべてを十全に受け取ることができたとは言えないのですが、自分の中で一つのケジメがつけられたことは大きな意味がありました。だからこそ6th愛知公演の一曲目だった「KAGAYAKI Don't forget」でバカほど泣いたし、2日目のMCでまゆちが「スクスタを遊んでくれた先輩たち」と呼びかけてくれたことをとても嬉しく思いました。

これらの出来事に自分なりにきちんと向き合って行動できたことについては、やはりアニガサキ2期11話の存在が大きかったなと今にして思います。

「昨日や明日のことで悩んでたら、楽しいイマが過ぎちゃうよ?」

あのとき、未来への不安に悩む果林に向けて語られたエマの言葉。
その意味を自分の中で消化して行動に移せたことは、自分にとって非常に大きな意味があったと思います。

◯OVAのエンドロールに刻んだ自分の「はじまり」

もうひとつ私にとって大きな出来事が、OVA「NEXT SKY」のエンドロールに自分の名前とコメントが載ったことでした。そのへんの詳しいことは以下の記事にて。

これは後で競馬の話をするときにまた振り返るのですが、2月にカメラを買ったことも、2023年の大きなターニングポイントでした。ちょうどその辺りでタイミングよくOVAに合わせた頑張ったこと企画のコメント募集があり、その話を書いたらまさかの掲載という流れ。正直まったく想定外だったので初見時はたいそうビビリ散らかしていました。だってOVAになるってことは永遠に残るってことなんですよ???

ただ、そうして名前を刻みつけたからこそ、有言実行というのか、「写真を頑張ること」が自分の一つの行動指針になったことは間違いありません。基本は競馬場で馬の写真を撮りまくっていたのですが、ライブ遠征時の観光だったりお台場聖地巡礼のときにもカメラを抱えて出かけ、結果今年撮った写真は約25000枚になりました。新しいことを始めて、それなりに数字を積み上げることが出来たのは少しだけ自信になりました。
その原動力の一端は、アニガサキ2期4話の美里さんの姿と、彼女に向けてかけられた果林の「遅いなんてないですよ、どんなことだって」という言葉にあった気がします。
そうして虹ヶ咲というコンテンツから受け取ったものを自身の行動に変換できていったことで、劇中で同好会の活動を通して音楽という自分の夢を見つけていった侑の姿にも、親近感を覚えることができるようになりました。
5thライブのとき「私」という人間と虹ヶ咲における「あなた」という存在の距離が少し縮まったように思ったのですが、それがより近づいたとも言えるかもしれません。

それをさらに強く感じることが出来たのは、そうやって活動していく中で一緒に虹ヶ咲を楽しんでくれる人たちとのつながりが増えていったおかげもあると思います。
思い返せば2年前。初めてDiverDivaファンミの現地を踏んだときに借りてきた猫のようになっていたことを思うと、Twitterでもライブの前後でも、いろいろな人と楽しく虹ヶ咲の話ができている現状はめちゃくちゃ楽しいです。

「熱く語り合える君に会えてよかった ほんと嬉しいよ」

虹ヶ咲との出会いからちょうど3年が経った今、NEXT SKYのEDテーマである「Singing Dreaming,Now!」のこの歌詞は、コンテンツを通して得た自分自身の思いそのものとして捉えることが出来るようになりました。
μ'sやAquorsのアニメを見ていた頃とはまた違った形で、一種の当事者である「あなた」の一人として虹ヶ咲というコンテンツに関わっていけるようになったことは、本当に大きな変化だったと思います。
6thライブ愛知公演もそうですが、特に異次元フェスで5万人近い観衆を前にソロ曲を披露する虹ヶ咲のメンバーの姿をまっすぐに祈るような気持ちで応援していたときの私は、まぎれもなく同好会のメンバーである「あなた」としての姿だったのかなと思います。

◯蓮ノ空のこと好き好きクラブのみなさんとしての日々

もう一つラブライブに関する自分にとっての大きなトピックは、蓮ノ空というコンテンツが始まったことでした。

蓮ノ空は「配信を主体としたバーチャルスクールアイドルコンテンツ」ということで、配信文化とあまり馴染みのない私は当初、遠巻きに眺めるくらいのつもりでいました。
しかし、活動記録で展開されるストーリーの完成度の高さと、初見で乙宗梢というキャラクターに目を惹かれたことがきっかけとなり、夏頃には時間の許す限り日々の配信やFesライブをリアタイ視聴するようになっていました。
遠巻きに眺めるくらいのつもりって言ってたよな???

そうなった理由はキャラクターの背景やストーリーの作り込みがしっかりしていることもそうなのですが、日々行われるWith MEETS配信の摂取のしやすさがかなり大きかったです。
私は2018年ごろから本格化してきたVtuber文化に周りのオタクたちが順応していく中で、「この波に乗れない私はオタクとしての資質に欠くところがあるのではないか」ぐらいまで思い悩んだ時期がありました。
その点蓮ノ空は何が良かったかというと、配信が基本的に短時間(だいたい20分~30分程度、Fesライブでも一時間くらい)なのと、スケジュールがきっちり事前に告知されるのが本当にありがたかったです。

リアルライブに関しては「そこまで追いかけ出したら絶対沼る……」という自覚があったので距離を取っていました。ところが異次元フェスへの出演を控えたタイミングで、「1回ぐらい見とくか……」と思って1stツアーの名古屋Day1を見たのが運の尽き。
見た人はご存知かと思いますが、DEEPNESS残陽がヤバすぎました。
そして異次元フェス現地でHoliday∞Holidayを食らって完全敗北。
ラストのMCで楡井希実さんが「蓮ノ空のこと好き好きクラブのみなさーん!」と呼びかけたときにはでかい声で返事していました。
実際、私の周りの同僚プロデューサーにも蓮ノ空にやられた人がたくさん観測できましたし、異次元フェスの効果は大きかったと思います。

そうして異次元フェスで一気にハネてからの運営の動きも迅速で、新規向けの導線としてYouTubeでストーリーの同時視聴会を行い、アプリ内配信でも改めてキャラ紹介の配信を行うなど、「見せ方が上手いな……」と感心していました。
また、同時に更新されたストーリーでは、校内のネット禁止令によりラブライブ予選出場が危うい!という状況が説明され、上記の配信の増加は「新規向けの導線」であると同時に「ネット禁止令に対抗するべくその有用性を証明する」ためのものであることが明らかになりました。
さらに、ネットの通信制限がかかり配信での予選参加がピンチになったことで、用意されたイベントがなんと「レイドバトル形式で得たポイントを通信量としてメンバーに贈る」というもの。構造の組立とそこにユーザーを巻き込むのが巧すぎる……!

奇しくもちょうど異次元フェスのアーカイブ視聴会で、所謂「神モブ」と言われるクラスメイトの一人として出演していた原紗友里さんが、スノハレについて「劇中で雪かきしてた思い出がある曲をまさか歌うなんて」と発言していました。今回蓮ノ空が北陸予選に駒を進めるにあたって私達が果たした役割は、まさにスノハレのときに雪かきをしていたあの子達そのものだな……と改めて思います。
虹ヶ咲との関わりの中でも強く感じたことですが、やはり私はアイマスPとしての自我が強いせいか、作中世界で主体的に何らかの役割を果たせること、あるいは一ファンとしてアクティブに活動できることが、コンテンツへの愛着を育むうえで重要みたいです。
その点、配信やアプリ内イベントで参加者としての役割を与えられる蓮ノ空というコンテンツは、私のスタンスにすごく合致していると思います。

これを書いている数時間後には、いよいよラブライブ!予選北陸大会が始まります。結果がどんなものになるとしても、来年もまた私は蓮ノ空のこと好き好きクラブのみなさんとして、彼女たちの道のりを応援していきたいと思います。


……そんなこんなで2023年のラブライブにまつわる自分の所感を振り返ってきました。
虹ヶ咲については「にじよん!あにめーしょん2」が4月放送開始、展示会の大阪開催や、劇場版三部作の公開も控えているので来年も楽しいことがたくさんありそう。

蓮ノ空については来年2ndライブツアーで神戸公演が予定されており、せっかくの地元公演なので現地参戦の予定でおります。
なんだかんだで来年も色々ありそうなので、マイペースかつアクティブに楽しんでいけたらいいなと思ってます。

明日は東京大賞典終わってから競馬の話をします!

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