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続・スタートアップとライフイベント 育休中に仕事をしてわかったこと

昨年12月末より産休、3月に第一子を出産し育休中(生後4ヵ月)の身ですが、いま、じぶんの強い希望で会社の許可を得てちょっとだけ仕事をしています。

産休前に書いたこのnoteが好評だったので、続編的な感じで育休中に働く実態を綴りたいと思います。

産育休中の「あたりまえ」がもどかしくなった

仕事したいな〜と思った理由は主に3つあります。

① 家事も育児も分担しているのに、仕事だけ100/0なのはおかしい

夫は個人事業主につき「育休」という概念のない世界にいるとはいえ、平日も可能な限り家事や育児を担っています。だったらお互い濃淡はあれど、わたしも仕事して良いよね?

② 社員である以上0.0001でもバリューを発揮したい

当たり前ですが、じぶんが休んでいる間もどんどん会社は進化していきます。加えて育休入ってすぐ、所属するブランドコミュニケーションサークルの大仕事であるTVCMの放送が開始。 ※詳細は下記noteへ

産休前からプロジェクト自体は立ち上がっていたものの、5年勤務している身としてCM発表会や放送開始の瞬間に立ち会えなかった悔しさがありました。みんなは益々活躍しているのに「産育休だから」で立ち止まってていいんだっけ?

③ 慣らし保育があるなら「慣らし仕事」があってもいいよね

第一子・早生まれ・加点ゼロ世帯につき必死で保活するなかで、常に復帰時期を考えています。X月に入園できたとして、慣らし保育が1ヶ月あって、夫はリモートができないから……あれ、いきなりフルタイムで復帰することになるの?いけるのか?

……とまあ、いろいろ書きましたが、幸いなことに娘がほとんど手がかからないためけっこう暇になってしまった(でも保育園は空きがないし、猛暑で長時間外出もあまりできない)んです。

DEIポリシー策定と運良くタイミングが重なった

times(Slackの個人チャンネル)に「会社行きたい〜」と書いたらみんなが「おいでよ〜」と言ってくれ、ある日仕事の邪魔にならないようランチ帯に娘を連れて顔を出してみました。そのときに「めっちゃ暇してる」と話したらすぐさま労務に取り合ってくれ、労使の話し合いにより、子の養育をする必要がない期間に限り、一時的・臨時的にその事業主の下で就労することは可能だと教えてもらいました。

後日「これ、haruにお願いするの割と真面目にいいと思うんだけどどうかな?」という会話がSlack上でなされているのを観測し、メンションがくるより前に「やりたい」と即答。プロジェクト全体のタスクとわたしの稼働範囲内でできることを棚卸しし、すぐさま業務開始に至りました。

産育休中もSlack徘徊は日課なので前のめりに食いついた

同じ頃、社内ではDEIポリシーの策定が走っており、どんな制度があるといいかヒアリングするスレッドが立ち上がっていました。「産休中もSOべスティング期間に含んでくれたら嬉しい」「社内の医師たちにもっと気軽に相談できるとよさそう」「育休中の余裕あるときは働きたい」などという話をしました。最初の2つについては実際に制度化したところです。

これら以外にも、産育休中のメンバーが集うSlackチャンネルを総務が立ち上げてくれたりと、会社とじぶんの関心ごとが重なるタイミングだったというのは大きかったかもしれません。それにしても「やりたい」といった翌日には仕事が開始できてびっくり。このスピード感よ。

見えてきた育休中に働く際のポイント

仕事をはじめて1ヵ月弱。育休中だからこそ予め知っておくといいなと思ったことが2つあります。

まずは業務内容。稼働時間はかなり限られており、かつ、娘が急にぐずる等の不確実性もはらんでいるので、自分のペース(というか子の都合)で業務ができる作業系タスクのほうがマッチしやすいです。基本は娘が寝てる間に稼働しています。とはいえ顔合わせの場があることの心理的安全性はかなり高いので、必要最低限でMTGもおこなうといいです。(MTG中にぐずりそうなときはデスク横にバウンサーを置く、もしくは抱っこ紐でデスク前に立ってMTGをしています)

つぎにスキルセット。脱属人化は大事と言い続けているわたしですが、他方で「これは社内の誰にも負けない」というものを産休に入るまでにいかに持ち合わせ、周囲に認識してもらえるか。XXといえばharuだよね、これharuだったらうまくやってくれそう、があるとスムーズなアサインに繋がります。

仕事もライフイベントも諦めたくない

数ヶ月ぶりに会社の仕事をしてみて思うのは、仕事ってやっぱり楽しいし、仕事をしているわたしはいきいきしている、ということ。

でも、不妊治療をしてまで産んだ娘も大事。なんなら自分の命より大切な宝物です。だから全部やりたいし、夫もそうであってほしい。本格的な職場復帰に向けて、これからも自分たちらしい育児と仕事の両立方法を模索していきたいものです。

そして、妊娠中に続いてまたもやUbieの神っぷりに救われました。わたしのように仕事もライフイベントも諦めたくない人には自信をもっておすすめできる会社です。

7/25(今週木曜!)にはそんなUbieのこれまでとこれからを代表の阿部や事業・プロダクトに関わるさまざまなメンバーがお話するウェビナーがあります!このnoteで少しでもUbieに興味を持った方はぜひランチのお供に覗いてみてくださいね:)

さいごに、この経験が、産育休からの復帰に不安がある方や、お休み中にモヤモヤしている方にとって参考になったら幸いです。

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