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【ヤクルト】データで見るヤフーレの特徴と今後の課題

ヤフーレを簡潔に説明しろと言われたら…

①特殊なチェンジアップを軸に
カットやツーシームなどでゴロを打たせる投手。

②チェンジアップは140㌔前後ほどで
縦カットとツーシームの中間的球種だよ。

③これらの球種で右打者は制圧できるけど
左打者には攻略されつつありそうだよね。

これだけ言えれば、
大半のヤクルトファンからは
「こいつ理解ってるな…」
と思ってもらえるでしょう。

ヤフーレの投球割合チェック

チェンジアップの投球割合が
一番高いというのはかなり珍しいですよね。

先ほども少し書きましたが、

結局このチェンジアップが
ヤフーレの本体なんじゃね?

と思わされるほど軸となっています。

まぁ、細かい数字は
皆さん適当に見といてください。

ヤフーレの対左/対右チェック

対左:被打率.287(87-25)    対右:被打率.143(84-12)

最初にも書いた通り、
右打者は(半)速球4球種で圧倒できていますが
左打者にはかなり打たれていますし

最近の試合をチェックしていても
実際どんどん対応されている感があります。

あと、

ヤフーレ=ゴロを打たせられる投手

これは半分正しくて半分間違っています。

というのも、画像右上の通り

ゴロ・フライ比率    対左:0.96 対右:2.06 

Wikipediaを読むと、平均は1.08らしい

厳密に言えば、
右打者からはゴロを量産できるけど
左打者からはそうでもない と言えます。

ちょこまか動かしてゾーンに投げている割には
ゴロを打たせられていないというわけです。

ここで、早坂の主観ですが
対左/対右のイメージをお話すると、

ゾーンに速球/半速球を投げ分けて…
対左:打ち損じ待ち 対右:狙い通りゴロで打たせる

と言った感じ。

詳細は画像に書いたので
そっちを読んでください。

ヤフーレ、どの球種も基本的に
空振りが取れないんですよね。

上:登板日 数字:その日の空振り率

チェンジアップも最初は空振りを
(それでも多くないですが)取れていましたが

かなり対応されてきているなというのが
数字を見るだけでも確認できます。

それでもゴロで打ち取れたり
クリーンヒットされなければよいのですが…

どの球種でも空振り取れない,
全体的にゴロにもなりづらい ので

このままいけばもっと慣れられて
左を並べられるだけでボコられそう

というのが不安要素です。

ということで、
対左打者対策として期待要素を挙げます。

必須の左打者対策…どうする?

追い込んだ後 積極的に使える
(半)速球以外の強い選択肢を持ちたい

ということですね。

これが実現できれば、
追い込んでからも困りづらいし
(半)速球の選択肢がより活きそうです。

その候補として挙げられるのは
ナックルカーブ,スプリット かなと。
(上記画像参照)

ナックルカーブは
決まれば空振りが取れる球種
ってのはある程度分かっているので
後はその精度次第、

スプリットは
まだあまり投げていないので
自信が無い球種と推察できますが

まさに追い込んでから
積極的に使ってほしい球種ですし
ぜひ使えるようになってほしいところです。

今後の注目ポイント

まだヤフーレ投手の投球を
あまりチェックしたことのない方は
チェンジアップを軸とした
動かす球の投球術を、

ある程度チェック済みの方は
動かす球以外の選択肢がどう増えるか
左打者の対策のためどう進化していくか を

注目して今後追ってほしいなと思います。

以上

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