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心が傷つけば直し、ざわつけば律し、そうやってより強く強く

ブッダのことば 『心の扱い』

心は動揺し、ざわつき、すぐに傷付き、すぐに乱れる。
賢い人は、これを直しまっすぐに保とうとする。
弓矢職人が矢柄をまっすぐに保つように。

心は捉えられるものではなく、ざわつき欲しいままに動く。この心を律しようというのは善いことである。心を律していられると、苦しむこともなく、安らかでいられる。

心は見えるものではなく、繊細で欲しいままに動く。賢い人はこの心を護る。心が護られていれば、苦しむこともなく、安らかでいられる。

この身体は水瓶のように脆いものだと理解し、心を城郭のように強く保ち、信念に沿って悪に立ち向かうべきだ。そうやって身につけてきたものを護るべきだ。それでいてそこに執着はせずに。

心は繊細であるから護ってやり、傷つけば直し、ざわつけば律し、そうやってより強く強くするといい。

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