ネーム講座に行ってきました⑤【全5回】
漫画家・福田素子先生が講師を務めるネーム講座の第5回目が佐伯市の三余館にて開催されました!
↓リンクからこれまでの記事に飛べます↓
これまでのスケジュール
1回目 キャラクターシート作り
2回目 イントロ(主人公の性格や場所の説明)
(3ページ)
3回目 相手が泣いている理由(2ページ)
解決策を主人公が考える(2ページ)
4回目 解決へのアクション(5ページ )
笑顔になるまでの変化(3ページ)
【今回】5回目 ブラッシュアップ、表紙(扉絵)(1ページ)
第5回目の課題
今回の課題は【ネームのブラッシュアップ、扉絵(1ページ)】の作成です。
はじめに
ネーム作成に取りかかる前に、福田先生から本日のスケジュール発表がありました。
14時〜14時50分 ネーム仕上げ
14時50分〜15時5分 休憩
15時5分〜15時10分 表紙を作るにあたっての説明
15時10分〜16時 ネーム仕上げ・表紙(扉絵)作成
今回も間に休憩を挟んで作業に取り掛かろう!
ということで早速ネーム作成に取り掛かかる受講生たち。
ラストスパートに向かってみんなどんどん描き進めていきます。
福田先生のワンポイントアドバイス
今回の福田先生のワンポイントアドバイスは
ネームの際のイラスト、背景はしっかり描き込まなくてもいいよ!です。
しっかり描き込んでしまうとネームがボツになった際、描くのにかかった時間や労力のダメージが大きいです。棒人間をコマに配置して文字で補完すると更に速いよ!(by福田先生)
表紙絵(扉絵)アドバイス
1時間近く作業を進め、休憩をとった後に福田先生から表紙の絵についてアドバイスがありました。
作品のイメージが一目で伝わるようにする。
タイトルが入れやすい構図を考える。
表紙絵(扉絵)は作品を読む際に一番最初に目に入る、まさに作品の顔。
これはこんな話ですよ、というのを一目で分かってもらう為に、主人公や主軸になるキャラクター、アイテムなど大切な部分を描くようにする。
表紙が可愛いキャラクターや背景なのに中身はドロドロのホラーだと「コメディかと思って読んだらホラーだった!!」と読む側の期待を裏切る事に…ホラーの場合は主要人物以外の背景をおどろおどろしく描くことによって読み手は「これは主人公が可愛いけどなんだか不穏な話かも…!」と展開を受け入れやすくなる。
そして構図。イラストを画面いっぱいに描いてしまうと、タイトルを入れる位置によって大切な部分が隠れてしまう可能性が。なので、タイトルを入れる担当の方が編集しやすいように、あらかじめ縮小したり画面に要素を詰め込みすぎないようにする。
おわりに
描き進めていくこと約2時間、遂にネーム講座のおわりが…!
なんと今回、受講生のほぼ全員が16ページのネームを仕上げる事が出来ました。間に合わなかった子もあと2〜3ページで完成という優秀さ…!
約10時間のネーム作り、皆さん本当にお疲れ様でした!
参加者作品[2023.12.20追記]
今回参加された方々のネームが佐伯市ホームページから閲覧が出来るようになりました!!下記のリンクよりご覧ください!
個人ネーム進捗
セリフを書き込んだ付箋を用意し、挑んだネーム講座最終回。
結果はというと…
無事、終わりませんでした!!!!!!!!!
別紙に描いたネームを描き写すだけだから…と甘く見ていたら10ページで時間切れです。16時になりタイムアップを告げる福田先生に「あと!!あと2時間ください!!!」と懇願するレポ担当、あまりにも無様。
しかし、翌日には全ページ仕上げ、無事ミッションクリアする事ができました!やっぱり追加で2時間かかりました。
完成ネーム16ページ(内1ページ扉絵)
というわけで10時間+αで描き上げたネームです。
【主人公が生き物と出会い、泣いているその生き物を笑顔にする】というお題を私は『女子中学生が下校途中に幽霊(?)と出会う』というお話にしてみました。
お読みくださりありがとうございました〜!