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7/10 牡羊座 下弦の月

どうも、水星の申し子です。

7月10日 10時47分頃、
牡羊座で「下弦の月」を迎えます。

\YouTubeでもどうぞ!/

下弦の月のホロスコープを解説する前に、
まずは、わたしなりの「月の解釈」をお伝えします。

「毎回読んどるからもうエェわ。」
という方は、月の解説はスキップして、
ホロスコープの詳しい紐解きへ飛んでくださいね。


「月」ってどんな星?

あなたは「月」に対して、
どんなイメージをお持ちですか?

どんな星だと認識していますか?

神秘的で、美しくて、
人の心を惹きつけてやまない星であり、
月の解釈は、人それぞれあります。

わたしは、月は美しいだけの星ではなく、
ある種「取り扱い注意の星」だと考えています。

わたしは、月を「不安定さの象徴」だと考えています。

西洋占星術では、
月を含め最低10個の星を取り扱いますが、
その中で唯一、月だけが満ち欠けをします。

今この瞬間も、月はカタチを変え続けています。

「常に変化し続けている」
つまり、「一定ではなく、不安定」。

なら「不安定さの象徴」って具体的に何よ?
ってハナシですが、その答えは「感情」

我々は「平常心を保ちたい」と思いながら、
つい外部からの刺激に反応して、
喜んでみたり、悲しんでみたりするものです。
時に、心のダムが崩壊することだってあります。

月が満ち欠けして形を変え続けるように、
わたしたちの感情も移ろいやすく、
常に一定ではありません。

だからこそ、本能的に安心を求めようとするのです。

この「安心への欲求」こそ、まさに「月」です。

月とは、“心の中に住む仔犬”を
イメージしてみてください。

心の中でわんこがキャンキャン吠えたら、

「お腹が空いているの?」
「お散歩に行きたいの?」
「遊んで欲しいの?」

と観察して、適切なお世話やしつけをする。

これが月との上手な付き合い方かな、
とわたしは考えていますし、
お世話としつけをするように付き合うことで、
感情の波にムダに呑まれずに済みます。

今後、心の中がザワモヤした時には、
「わんこのお世話としつけ
を思い出して、意識してみてください。

7月10日は牡羊座で下弦の月

「下弦の月」とは、
新月に向かって欠けてゆく途中の半月のこと。

一週間後に迎える新月で、
身軽に軽やかにスタートを切るために、
不要なものをそぎ落としていくタイミングです。

下弦の月を迎える7月10日は、
火星が獅子座から乙女座に移動します。

10日を境に空気が少し切り替わりそう。

6月後半は、
火星と天王星が葛藤の配置で、
「なんかうまくいかない!」
「急に体調を崩した!」
みたいな方もいらっしゃるのではと。

満月図の紐解きでも申し上げましたが、
規則正しい生活をして、
心身の健康を整えることが最優先。

無理をしないこと!

ということで、チャートを見てみましょう。

ホロスコープの南半球(上半分)に
星が偏っています。

新月までの一週間は、
プライベートよりも、仕事やビジネス、
社会的な役割に軸足が置かれています。

太陽と水星は「第10ハウス」にあるので、
「仕事で結果を出すぞ~!」
「プレゼン頑張るぞ~!」
と張り切っている人も多いのかもしれません。

月が位置するのは、牡羊座18度
「2人のしかめ面した独身女性」

・「わたしはわたし、あなたはあなた」の意識。
・人との境界線を学ぶ。
・自分に不足しているものを補うために負けん気の炎を燃やす。

そんなメッセージがこめられた度数です。

月は「第7ハウス」で、
「あなた、相手、他者」、
対人関係やパートナーシップを意味する場所にあります。

これらを掛け合わせて紐解くと、
メッセージはシンプルで、
「自分は自分、相手は相手」の意識で、
人との境界線を引き直すということ。

月には小惑星カイロンが重なっているので、
人から言われたこと、されたことを
必要以上に気にしそうだし、
コンプレックスを指摘されて、
過去に負った心の傷が疼くようなこともありそう。

わたしは、
他者と自分を比べて一喜一憂することは、
人生をつまらなくさせる行為だと思っています。

ただ、この下弦の月の度数は、
あえて相手と自分を比較して、
自分に足りない部分を自覚し、
そこを埋めるために負けん気を発揮する、
という意味なんですね。

相手と自分を比べて、
「自分はなんて劣っているんだ」
「自分には才能や能力がないんだ」
と自己卑下をして凹む。

ただ、凹んでおしまい。

これは確かに最悪です。
人生で最もムダな行為だと言えます。

ただし、負けず嫌いという情熱や、
負けず嫌いをガソリンにした行動力に
変換できるのであれば、話は別です。

人と比べて凹んだり、
不足を感じたりしたときに、
何かしらの行動につなげられるのであれば、
なにかしら意味のある相対比較かなとは思います。

ただね~、どこまで行っても、
「相手は相手、自分は自分」
コレに尽きると思うんですよ。

自分の不足を感じたときに、
補うべき不足なのかどうかを
きちんと確認すべきかなと思うワケです。

そもそも、あんたの役割、
あんたにお願いしたいこと、
それじゃねぇし!ってことないですか?

そこに躍起になって取り組む暇があれば、
もっとあなたが得意なことで、
パフォーマンスを発揮してくれませんか?
ってことです。

不足を見つけて補おうとせずに、
得意をもっと伸ばして、
オンリーワンになるとか、
皆から喜ばれる方が良くない?
と個人的には思います。

あんたに不足していることは、
めちゃくちゃ得意な他の人に
お願いして補ってもらえばイイじゃないか。

しかも、何でもできる完ぺきな人って、
なんか人間らしさに欠けません?

人は長所や良いところで尊敬され、
短所や欠点で愛されるんです。

欠点とは、あなたに欠かせない点なんです。

「自分にはココが足りない」
と思う必要がないとわたしは思いますね。

わたしには足りないところが山ほどあるけど、
そういうポンコツな自分が好きです。

ポンコツで良いじゃないか!
ポンコツ万歳!!

完ぺきに見えるあの人の、
「抜けた」一面を見ると、
ものすごく愛おしくなるでしょう?

そういうもんです。

最後に、水星と冥王星が
ややタイト目に向かい合っています。

仕事でもプライベートでも、
「言い過ぎ」に注意してください。

普段以上に、言葉に影響力が乗っかります。

自分は何気なく言った一言が、
相手の心にグサリと刺さって、即死。
みたいなことも十分にあり得ます。

発言をするときには、
言葉選びを慎重に行う意識を持つと良いと思いますよ。

以上!
皆さま、beautifulな下弦の月~新月をお過ごしください。

久々に、西洋占星術について
前編・後編に分けてガッツリと書きました。
まだ読んでいない方はぜひ。

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