12/16 乙女座 下弦の月
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12月16日 17時56分頃、
乙女座で「下弦の月」を迎えます。
下弦のホロスコープを解説する前に、
まずは、わたしなりの「月の解釈」をお伝えします。
「毎回読んどるからもうエェわ。」
という方は、月の解説はスキップして、
ホロスコープの詳しい紐解きへ飛んでくださいね。
「月」ってどんな星？
あなたは「月」に対して、
どんなイメージをお持ちですか？
どんな星だと認識していますか？
神秘的で、美しくて、
人の心を惹きつけてやまない星であり、
月の解釈は、人それぞれあります。
わたしは、月は美しいだけの星ではなく、
ある種「取り扱い注意の星」だと考えています。
わたしは、月を「不安定さの象徴」だと考えています。
西洋占星術では、
月を含め最低10個の星を取り扱いますが、
その中で唯一、月だけが満ち欠けをします。
今この瞬間も、月はカタチを変え続けています。
「常に変化し続けている」
つまり、「一定ではなく、不安定」。
なら「不安定さの象徴」って具体的に何よ？
ってハナシですが、その答えは「感情」。
わたしたちは「平常心を保ちたい」と思いながら、
つい外部からの刺激に反応して、
喜んでみたり、悲しんでみたりするものです。
時に、心のダムが崩壊することだってあります。
月が満ち欠けして形を変え続けるように、
わたしたちの感情も移ろいやすく、
常に一定ではありません。
だからこそ、本能的に安心を求めようとするのです。
この「安心への欲求」こそ、まさに「月」です。
月とは、“心の中に住む仔犬”を
イメージしてみてください。
心の中でわんこがキャンキャン吠えたら、
「お腹が空いているの？」
「お散歩に行きたいの？」
「遊んで欲しいの？」
と観察して、適切なお世話や躾をする。
これが月との上手な付き合い方かな、
とわたしは考えていますし、
お世話と躾をするように付き合うことで、
感情の波にムダに呑まれずに済みます。
今後、心の中がザワモヤした時には、
「わんこのお世話と躾」
を思い出して、意識してみてください。
12月16日は乙女座で下弦の月
「下弦の月」とは、
新月に向かって欠けてゆく途中の半月のこと。
一週間後に迎える新月で、
身軽に軽やかなスタートを切るために、
不要なものをそぎ落としていくタイミングにあたります。
また、今回の下弦の月をもって、
「柔軟星座」での月の満ち欠けのサイクル
が終了します。
12月に入ってからは特に、
「え、なんでそんなこと起きるの？」
みたいなことに振り回された方も
結構いらっしゃるんじゃないかと。
ただ、星の巡りとしては前向きなので、
そこまで深刻にならずに済むというか、
「あ～コレじゃダメってことね。」
「来年に持ち越せないことなのね。」
と前向きに捉えられる人が大半かと思いますね。
来週は、木星牡羊座入り、冬至、
山羊座で新月と節目が続きます。
「2023年は来週から始まる」
と言っても良いくらいのスタート感です。
「年末は忙しい」を理由に、
皆がサボりがち、手を抜きがちな時に、
丁寧に仕込みをした者勝ち、
コツコツと手をかけた者勝ちですよ。
今、ものすごく大事な時なので、
一瞬一瞬を大事に過ごししましょう。
ではホロスコープを見ます。
今回はシンプルに、月が位置する場所に
大事なメッセージが込められています。
月は乙女座25度「掲げられた半旗」
〈下弦の月に込められたメッセージ〉
・潔い生き方を目指す。
・「終わりよければすべてよし」の精神で最後まで手を抜かない。
・「やることはやった！」と潔く引く。
・何事も「どんな最後を迎えたいか」を考える。
・礼儀正しい態度を心がける。礼儀を大切にする。
「半旗」とは、旗を竿の一番上まで上げずに、
三分の一ほど下に掲げる形態のことで、
弔意（人の死を悼む心）を示すために、
葬儀や国家的な黙祷の時に使用されるそうです。
月が位置するのは、「第4ハウス」。
（5度前ルールだと第4ハウスですが、
4度ちょっと離れているので、
通常だと第3、第4ハウス両方を採用します。）
第4ハウスは「ルーツ」を示す場所です。
過去を生きてくれた人たちのおかげで、
今の日本があります。
ご先祖様のおかげで今の自分があります。
ご先祖様が、
なんちゃらの戦いで命を落としていたら、
今の自分は存在しないワケです。
存在できているで奇跡。
命を繋いでくださったご先祖様に感謝をしましょう。
そして、今回の月の度数って、
「終わり」「卒業」がテーマでもあるんですよね。
しかも、「潔く引く、潔くやめる」
ってことが大事ですよと言われています。
このホロスコープを見ていると、
仕事が楽しくて、かつ上手くいっていて、
結果が出て、成功を掴んで、
「もっと！もっとだ！」という雰囲気を感じます。
上手くいっている時って、
「この状況がずっと続いて欲しい」
と当たり前に思うものですが、
そういう時こそ、引き際が大事だとわたしは思います。
わたしは会社を辞める前、
最高とも言えるパフォーマンスを出している状態でした。
通常、本部（間接部門）は経費を使う場所で、
売上や利益を生まないのですが、
わたしは一人区で月数百万の利益を出していました。
本部長クラス数名分の給料を賄ってた(ﾟ∀ﾟ)
提案して販売した商品は次々にヒットしていたし、
部署をまたいで複数の業務を担当していたので、
会社としては、
「おい、ショーコよ、なぜ今辞めるのだ」
って正直思っていたはず。
でも、ホロスコープと照らし合わせて、
「このタイミングだ」と決めていたので、
潔く去りました。
わたしが会社を去って二ヶ月後、
新型の感染症が日本で猛威を振るうことになります。
トレンドを先取りして、
お気楽な「在宅ワーク」を始めていたわたしは、
特に何の影響も受けずに、自分の事業に集中できました。
会社を去って丸三年が経とうとしていますが、
今のところ、好きなことを、好きな時に、
自分のペースでできていて、日々が楽しいです。
会社員を卒業してから、
本当に様々なことにチャレンジしたし、
新しい勉強もたくさんしたし、
新しい環境やネットワークにも飛びこみました。
その結果、世界がぐんと広がって、
できることが増えました。
増えたし、
「自分でもここまでできるんだ」
という発見も多かったです。
そして、あのまま仕事を続けていたら、
絶対に出会えなかった人達と、
たくさんたくさん繋がっています。
最高のパフォーマンスを出していた当時、
「今、辞めるのはモッタイナイな。」
と残っていたら、今のわたしは居ません。
今考えると恐ろしいですね（笑）
そして、今でも、
当時の上司からデザインの仕事を依頼されたり、
当時のお取引先様の一つは、
現在、わたしのクライアント様です。
必要なご縁は必ず繋がるものです。
上手くいっている時ほど、
謙虚に、そして、機を見て潔く引くことが大事です。
この三次元の世界は、
陰陽の法則で成り立っているので、
良い時の次には、必ず良くない時がきます。
だから、上手くいっている時に、
調子に乗りすぎてしまったり、
引き際になってもやめなかったりすると
結果的に、後からその分の痛い目をみることになります。
では、なぜ潔く引けないか？
潔くやめられないのか？
その原因は「欲」です。
このままいけば、
もっともっとうまくいくかも～(ﾟ∀ﾟ)
っていう欲ですよ。
欲は必要です。
欲があれば努力ができるからです。
でも、欲張りすぎはよろしくないです。
必要以上の欲深さは、身を滅ぼします。
今回、下弦の月が起こる乙女座は、
12星座で唯一「引き算」ができる星座です。
ぜひ、心の中にある「必要以上の欲」を捨てましょう。
上手くいっていることに対して、
「もっともっと」とプラスしようとしがちです。
そういう時こそ、一度立ち止まって見る。
一歩引いてみる。
そして、必要以上の欲がないか確認して、
それが見つかったら、潔く引く、やめる。
ちょうど年末の大掃除のシーズンですが、
心の中の余計なゴミ（欲）もキレイにして、
すっきりサッパリ、来週の新月を迎えましょう。
皆様、beautifulな下弦の月～新月までの時間をお過ごしください。
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