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パーソナルカラー診断に行って「どうして診断を受けようと思ったんですか?」って聞かれるの、めちゃくちゃ怖いですよね!?

こんにちは!
パーソナルカラーアナリストの元気なオタク、さくらです。

今回のタイトルは、私が過去に尋ねられて大変困った質問にしてみました。

皆さんはすでにご自身のパーソナルカラーをご存知ですか?
ご存知の方もご存知ない方も、この文章を読んでくださっているということは少なからずパーソナルカラーにご興味のある方だと思います。

では、なぜパーソナルカラー診断を受けたいと思ったのか、きちんと説明できるでしょうか。
皆さんも理由を思い浮かべながら先に進んでくださいね。


「何となく……」


これが私の回答でした。

私はアナリストになる前、気まぐれに診断を受けた際にこの質問を受けました。
ものすごーく困ったし、めちゃくちゃ怖かったんですよね。
受けてみるか〜という軽い気持ちで行ったので、理由が無いことを何だか責められているように感じてしまったからです。
もちろん全然そんな意図ではないのはわかっているんですが…

結局、理由を取り繕うことすらできず、仕方なく正直に「何となく」と答えたのでした。
いやだから!その「何となく」の中身を聞いてんだよ!と言わんばかりのアナリストさんの困った顔が今も割と鮮明に思い出されます。
ショートカットにキャップがよく似合っていたイエベ春顔タイプキュートのオーバーオールのお姉さん……

これ以外にもいくつか質問がありました。

「どんな服が好きですか」

「好きなファッション雑誌は何ですか」

「好きなファッションブランドは何ですか」

などです。皆さんはちゃんと答えられますか?

ちなみに私の回答は

「フリルやレースは少し苦手だけどあとは特にありません。シンプルでもちゃんとしているように見られたいです」

「普段は読みません」

「特定のブランドで買いません」

でした。


回答を見たお姉さんも困っていましたが、私も私で本気で困っていました。最初に「責められたような気がする」と書きましたが、この時の気持ちをもう少し具体的に表現しますね。

「もしかしてファッション誌を定期購読しているようなファッションオタクじゃないと診断を受けちゃいけなかった…?」

「ファッションに興味がないのに何しに来たんだろうって思われてるのかな…」

「ファッションのこと、わからないからこそ勇気を出して来てるのになぁ…」

ざっとまあこんな感じです。
ファッションに興味がないわけじゃないんですよ!よくわからないだけで!そして、よくわからないからこそ、私はプロから正解を教えてもらうことで楽になれるんじゃないかな〜というふわっとした理由(※これを当時「何となく」と表現していました)で診断を受けに行ったんです。
興味はあっても苦手なので、「おしゃれが好き!もっと楽しみたい!こういう格好がしたい!」という自分磨き的な発想じゃなく、「適当に選んだ服でもパーソナルカラーなら似合っておしゃれに見えるんですよね!?ならぜひ教えてください!助けて!」と泣きついた形でした。

でもこれ、お姉さんが困るのは当たり前なんですよ。

これはもちろん、ファッション誌を読んでないからダメだとか好きなブランドがないなんて論外だとかそういう話では全くありません。
問題は私が自分の「好き」に無頓着すぎることでした。

思えば、私はどんな服が着たいかとかどんなイメージの格好がしたいかとか、自分の「好き」を全く言語化できていませんでした。
「フリルやレースは苦手」という感覚は持っているんだから、よくよく考えれば逆に好きなものだってあるはずなのにちっとも深く考えてこなかったんです。
だから自分の「好き」がわからない。
そして、自分が「どんな服が着たいか」を考えるのをサボってきたくせに、「どんな服を着ればいいのか」という答えだけを欲しがったわけですね。

ところが、私の「好き」は私の心の中にしかありません。
私の心の中にだけあるものを他人に「教えて!」って言ったって、そりゃ「知らんわ!」って話なんですよ。
お姉さんは私が「好き」を探す手伝いはしてくれますが、実際にそれを掘り出すのはあくまでも私自身がやらなければいけないんです。

これは当時の私に向かって言うのですが、

パーソナルカラーは知っただけでおしゃれになれる魔法じゃありません。

アナリストは確かにパーソナルカラーをお伝えしますし、それを利用したコーディネートのアドバイスもします。

でも、極端な話、アナリストの言うことは聞かなくてもいいんです。
診断を受けて、話を聞いて、気になることは質問して、内容に納得できたら、自分が好きだと思った部分だけを取り入れてください。

何のために知って、どう活かすのか。
それは知識を使う側にかかっています。
「何となくパーソナルカラーを知りたい」の「何となく」にこそあなたの悩みが隠れていて、その悩みを解決する手段の一つとして診断を受けるんだということを忘れないでください。

当時の私のように「楽して正解が知りたい!」という理由だと「結局、別におしゃれになれたわけでも毎日服を選ぶのが楽になったわけでもないなぁ…。似合うって言われた色もあんまり好きじゃなかったし…」ともやっとしたまま終わってしまいます。

ということで、これから診断を受ける方はぜひ「好きな色、着てみたい色を見つけるぞ!」という気持ちで臨んでください!

すでにご自身のパーソナルカラーを知っている方も、改めて自分の好きな色を思い返してみると楽しいですよ。
パーソナルカラーの中でも好き嫌いがあると思いますし、パーソナルカラーではないけれど好きな色もあると思います。

どちらもあなたの「好き」のストックとして、同じように大切にしてあげてくださいね。

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