避けられるものと避けられないもの ~宇宙兄弟~
避けようのないものもある。その最たるものは死だろう。わしらは死ぬまで生きるだけだ。コントロールできる限り、自由にとびまわるだけだ
宇宙兄弟よりデニールヤングの言葉である
デニールは祖父も父も晩年病気によって歩けなくなったことから、自分も遺伝で歩けなくなることを想定して元気なうちから杖と車椅子で生活を送る訓練をしている
また難病になってしまったシャロンは、自分の身体をコントロールする訓練として手紙を書き始める
訓練は自らの可能性を広げる
コントロールできる範囲を広げる
避けられるものを避けることができるようになる
それでも私たちの能力には確かに限界がある
難病や事故、死など、コントロールが効かないもの
避けられないものがある
限界を感じた時
絶望に打ちひしがれるのではなく
限界があるからこそ
そのぎりぎりまで、もがき、足掻き
今できる最大限のことをしなければならない
いつ訪れるかわからない
避けられない壁にぶつかるその時まで
自由に、楽しく、一生懸命に生きるべきなのだ
デニールの言葉は至ってシンプルではあるが
避けられない壁にぶつかった人にとっても
まだそうではない人にとっても
どう生きるべきかのヒントになると思う
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