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想像力があれば全てが想定内 ~範馬刃牙~

主人公、範馬刃牙は

「イメージトレーニング」を繰り返し行う
でも、それはただのイメージトレーニングではない

相手は世界チャンピオンやライバルに留まらず
人間サイズのカマキリや恐竜などの空想上の敵とも闘ってしまう

そしてそのイメージトレーニングの中で本当に怪我もしてしまう

刃牙の非凡な想像力がそれを可能性にさせる

梅干しを想像すると唾液が自然と出てくるように

そこに敵がいると想像して思い込んでいるから
攻撃されれば実際に怪我もする


イメージトレーニングを試合前などに
行った事がある人は多くいるだろう

しかし、
そのイメージトレーニングは
おそらく自分にとって
都合の良い展開で進んでいるのではないだろうか

確かに自分の良い姿を想像する事は
自分自身を鼓舞する
という意味では良い側面もあるかもしれない

でも、自分にとって都合の悪い展開を
想像することこそ真の意味がある

最悪の想定をイメージトレーニングの中で行えれば
実際にどんな展開になったとしても
それは想定内のことであり
動揺することなく、落ち着いて対応する事ができるはずだ

またスポーツにおいてだけではなく
仕事や日常生活でも
最悪を想像することには価値がある

現代教育の場においては
その能力を養う場が失われつつある

今、子どもは常に守られて生活しているが
私は怪我も病気も経験値として必要なことだと思う

そういった危険な思いや失敗から
子どもは学び、想像力を養っていく

よって、大人の役割は最低限
大きな怪我や失敗は防ぎながらも

子どもが主体的に考え
失敗もできる環境を提供することだと思う

たくさんの経験が豊富な想像力を身につけ
たくさんの想像が良い経験を導く

私たちたくさんの失敗を繰り返し学び
最悪を想定できる想像力を身につけることで

人生の無数にある選択においてより最善の選択を
行えるようになっていくと思う




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