勉強はおもしろい!!
私は勉強が好きだ!!
「うわー変態だ。」
そう思われたそこのあなた。私が変態であることを否定はしませんが、
”勉強好き=変態”のロジックは間違っていると私は思っています。
気づいていないだけで、勉強があなたの人生を豊かにしているからです。
そんなわけないと思われる方も、ぜひ騙されたと思って最後まで読んでから判断して頂きたいです。
とは言いつつ、かくいう私も
「なんで勉強なんてやらされているんだろう。」
「勉強なんて退屈だし、つまんない。」
と考え、かつては勉強が嫌いでした。
特に日本では、過去に一度も勉強に対してネガティブな感情を抱いたことのない人間はいないのではないのでしょうか。
私が思うにその原因は大人がある!
子どもに勉強を教える大人たちが勉強嫌いで、あたかも勉強は苦行であるかのように押し付けています。
「将来のためにやらなくてはならないもの。」とネガティブなインセンティブによって強制しています。
それでは嫌いになるのも当然です。
もったいない!!
勉強こそもっとも楽しい娯楽のはずなのに…
既述したように私もかつては勉強が嫌いでした。
しかしある時を境に勉強に対する考え方は一変しました。
そのきっかけは就職活動です。
大学2年の冬に就職活動を始め、あらゆる業界や企業分析を行ないました。
すると、世界の見え方が一変しました。
例えば、建物一つとっても、どんな企業がどんな狙いで所有しているのかを考えるようになり、プレミアムアウトレットと三井アウトレットパークに明確な境界線が見えるようになりました。そして、そこに介在している人やお金の流れが見えてきました。
つまり、視点が増えることで、ぼんやりとしか見えていなかった世界に境界線ができクリアに見えるものが増えたのです。
それはまるで、好きになるとアイドルグループの顔の見分けができるようになる感覚です。
これが学ぶこと、つまり勉強の面白さです。
そこからは、勉強に対する愛の深まりが止まることを知りませんでした。
デザインの本を読み、雑誌や広告のターゲットや狙いを考えるようになったり、建築の本を読み建築美やこだわりを考えるようになったり…
具体的な考え方だけでなく、宗教や哲学などの抽象的な概念であっても新たな世界の境界線の引き方を与えてくれ、
小説やマンガも同様にその人が持つ世界の切り取り方を得るきっかけになりました。
つまり、勉強は視点増やし、日々の生活の豊かさを与えてくれます。
よって今では、電車に乗っているだけで、街を歩いているだけで至るところに興味深い素材がたくさん落ちているように感じています。
また、あらゆる分野を学んでいると重なり合う部分が当然出てきます。
その重なり合いは近しい学問領域に限った話ではありません。
全く関係のないように思えるところで、知と知が結びつくことがあります。
その瞬間、自分だけの新たな観測点、すなわち自分だけの視点を獲得できると感じます。
こんなに気持ちの良い瞬間は他にはありません。
これは義務教育で学ぶことであっても、同じことが言えます。
全く勉強をしていなかったら、世界はきっともっとのっぺりとしたものに見えていたはずです。
それは、ヘレンケラーが言葉の概念を学ぶ以前に感じていた世界のように。
多くの人は、勉強が私たちの生活を豊かにしていることに気づいていないだけです。それに気づけばもっと楽しく能動的に学ぶ子ども、、だけでなく大人も増えていくはずです。
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