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人という字は、、~黒子のバスケ~

主人公は黒子テツヤ
その名の通り舞台の黒子のように存在感がない

その影の薄さを逆手にとり、ミスディテクションを
駆使してより一層影を消すことで相手に気づかれずにパスの経由地点なりコートをかき乱す

バスケの実力は大したものではないが
徹底して"影を薄くする"という
自分の特徴を最大限活かせる方法を見つけ
幻のシックマンと呼ばれるようになる


スポーツ漫画の主人公は
むしろ黒子の相方を務めるような
コートの真ん中で活躍する人が多い

しかしこの漫画はそういう選手たちを
"支える"プレーヤーにフォーカスしているところが
面白いところである

この作品の象徴的な「ゾーン」には2段回ある

・バスケに全てを捧げていること
・完全な集中状態であること
・何かキッカケがあること

これがゾーンつまり極限の集中状態に入る為に
必要条件である


・チーム、そして相棒との絆と信頼

これがゾーンの先にあるゾーン
第二のゾーンに必要な条件である

決して一人では開けられないのが第二のゾーンだ

かつて黒子とタッグを組んでいた青峰の実力は
今タッグを組んでいる火神よりもあった

それでも青峰のチームは火神と黒子のチームに試合に負けた

さらに青峰には開けなかった第二のゾーンを
火神は開くことができた

それは火神が自分の実力がどんなに上がっても
仲間、特に黒子のことを信頼し必要とし続けたからである

火神や青峰はコートの光に立つ者
黒子はコートの影に存在する者である

これはバスケコート中だけでなく
全ての世界に共通している構図である

支える者と支えられる者

(宇宙兄弟より引用)

青峰や火神のような光になれる人
上の図なら宇宙飛行士になれる人は

選ばれしほんの一部である

その一部の人が活躍する為に
その他大勢の人が必死に支えている

間違いなく選ばれし一部の人が
スポットライトを浴びることができるのは
たくさんの支える人がいるからである

青峰は支えられていることを忘れ
その支え(黒子)を必要としなくなったから
火神に負けた

もしあなたが表に立つ人ならば
裏で支えている人がたくさんいることを
決して忘れてはいけない

もしあなたが裏で支える人ならば
表に立っている人が表に立ち続けられる為に
全力で支え続けなければない

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