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人生のレール


大学生の頃、同じ毎日を変えたくて、時間のある今だと思って海外ボランティアや留学に行った。

最初は語学学校4ヶ月、その後大学の授業に行くプログラムだった。

私はとても毎日居心地が良かった。
年齢も性別も職業も国籍も何もかも違う人が集まって
同じ空間で勉強する。
こんなにも有意義なことはないと感じた。

社会人を経験してから留学する人も居れば、
30歳超えてから語学学校に行く人もいる。

何歳からでも挑戦はできるんだ。
それが1番の学びだった。

それなのに、、、。
いざ、就活が始まると、みんな同じ黒のスーツを着て
内定をとりにいく。
初めは違和感しかなくて、でも、そんな姿が普通になって、働くってそういうことだ。
そう思った。

私の一つの価値観として、留学は経験したけど、
ビジネス的に英語を使いたいとかそういうことは思わなくて、日本に来た海外の人とフランクに会話をしたり
楽しい思い出に少しでも力添えできたらいいな。
そう言う思いで就活はした。

だから、毎日オープンしてるホテルも医療事務もその点では叶えることができている。
日本に来て急に病院に来るってなった時に不安だと思うけど、そこで役立ててる感覚はある。


でもね、ここにきて、その価値観の決め方は間違いだったのかと最近思う。

結婚をして自分1人の生活じゃなくなった時
将来、子供に何かあった時

経済的リスクを考える力が劣ってたなって。

旦那は俺いるじゃんって言ってくれる。
でも、私は謎にものすごい不安感と社会に役立ててない感覚に陥ってる。

同年代が就活のときに、福利厚生をしっかり見たり、
先を見据えて考えて、
給与や上を目指して頑張る活躍を見てると、
出世とかそういったものに全く興味を持てないし、
モチベーションの湧かない自分が
未熟なのか、幼稚なのか、
そんな感覚になって情けなくなる。

周りをみれば、親も旦那も親戚も硬めの仕事。
私だけ、仕事を仕事と捉えきれてなかったのかなって。

その反省のループが止まないから自分を変えたくて
転職しようと試みるも、何をしたいか分からず。

仕事は仕事と割り切る。
これが大半の人の考え方だし、私もそのレールに
乗らないといけないよねって焦る。

人生において何を大切にするか。
お金?仕事?家族?自分?趣味?

人によって違う。
そのことは分かってるのに、どうしても
自分がおかしいのかって思う。

辛い。


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