アンチエイジングホルモン〜ホルモンの力で生まれ変わろう

僕たちの体内には、日夜おおくのホルモンがかけめぐっています。

このおおくのホルモンの中から、僕たちの身体を日々生まれ変わらせてくれる、

「成長ホルモン」と「メラトニン」について紹介していきたいと思います。

この二つのホルモンは、睡眠中に体を修復、活性化して生まれ変わらせてくれる、アンチエイジング・ホルモンとして有名です。

成長ホルモンとは？

その名前のとおり、体の成長を促進するホルモンです。

これが最も分泌されるのが睡眠中であり、成長ホルモンの作用で骨が太くなり、筋肉がつき、身長が伸びます。

成長ホルモンと聞くと中学生の頃によく聞いた覚えがあり、身長が伸びる事に関係しているということは、みなさんもなんとなくは知っているとは思います。

大人になった今、この成長ホルモンは関係ないと思うかもしれませんが、

実は、大人になった今でも大きな役割を果たしたいます。

前述したように、僕たちの体は、睡眠中に体を修復・活性化しています。

皮膚で例えれば、表皮の一番奥にある基底層から新しい細胞が生産され、それが上へ上へと押し上げられて、肌の表面に出てきます。やがてそれが垢や古い角質として剥がれ落ちて、新しい細胞と入れ替わっていきます。

これをターンオーバーと言いますが、このターンオーバーをサポートするのが成長ホルモンです。

メラトニンとは？

メラトニンはさまざまな優れた機能を有します。

・よい睡眠をもたらしていくる

・免疫力を高めてくれる

・精神安定作用

・フリーラジカルを除去してくれる

フリーラジカルとは「体を錆びつかさる存在」で、細胞や体内の代謝活動において出てしまう物質で、肌のシミやそばかすの原因となる活性酸素も、このフリーラジカルの一つです。

フリーラジカルは、偏った食事、不健康な生活習慣、心理的要因、なんらかの病気などでどんどん増えていきます。フリーラジカルが過剰な状態が続くと、

「早い老化や多くの病気の原因」となってしまいます。なんとも恐ろしい。

このフリーラジカルから僕たちを守ってくれるスーパーヒーロー

それがメラトニンなのです。

メラトニンはフリーラジカルを発見すると、すぐさまくっついて無害化してくれます。なんとも頼もしいものです。

食事と運動にいくら気をつけても、睡眠を疎かにしてしまうとこれらの作用を十分に得られる事ができません。

あのボディービル界で有名なジュラシック木澤さんも、会社員時代は常人ではこなせないような地獄のような筋力トレーニングを、睡眠時間3時間で2年間も続けていたようだけども、さすがに「日中は元気がなかった、最後らへんは精神がおかしくなりそうだった」と述べている。20代の頃だったからこその無理が効いたのだろう。

この二つのホルモンの力を味方につけ、日々の生活の質を上げていきたいものだ。