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私がボーカルレッスンをする理由

先日、廣瀬さんがご自身の経験やお考えを交えつつボーカルレッスンについて触れる記事を投稿されておりました。


今日は私がボーカルレッスンを始めることとなった一つのきっかけをご紹介します。

小学校高学年のとある日、私は父親の仕事の都合によりアメリカの現地学校で生活をすることになります。
トータル四年間ほど現地で生活をしている中で、「言葉」「食」「スクールカリキュラム」等のさまざまな驚きはありましたが、中でも一番驚きを隠せなかったのは「ダンスパーティー」でした。

クラスメイトの誕生日、クリスマスやハロウィンを含むイベント日、学校の長期休み中、何かしら楽しいことがあればダンスパーティーは必ず開催されます。

特に驚いたのは、クラスのムードメーカーも控えめな子も男女も関係なく、そこに基本全員が参加しているという事。そして、場合によっては学校が積極的に加担して場所や音響設備を用意する、という事です。

間違いなく日本では考えられない光景かと思います。最初こそはみんなの盛り上がりにドン引きしていたものの、最終的には毎回このダンスパーティーが楽しみになっていました。笑

今振り返って、この「ダンスパーティーが好き」という感情を深掘りしてみると、単に踊り狂っている状況が好きということではなく、クラスメートと音楽を聴きながら時間を共有しているということに大きく価値を感じていました。

先程、現地学校に通っていたと話しましたが、実際はインターナショナルスクールだったため、クラスメイトの母国語や肌の色は本当にバラバラでした。

そんな人達と「音楽」を通して、同じ時間を共有する。もっというと、好きな曲を一緒に口ずさんだり、振り付けを一緒に踊ったり、時には一つの曲をテーマに討論をしたり…
そんな時間が本当に幸せで、大好きでした。

この幸せの時間を自分なりの形で提供する事ができるのでは?と思い、始めたのがボイストレーナーという職です。

「カラオケで高得点を出したい」
「友人とバンドを始めてみたい」
「結婚式で一曲歌いたい」
どんな些細なきっかけでも、音楽を楽しむという意味では一緒です。

自分なりに音楽を楽しむ、もしくは、まず触れてみる。そんなところから初めてみるのはいかがでしょう?

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